2015年8月4日火曜日

前方が見えるバスの席


 「前方が見える」ってどういうこと?

 まったく当たり前のことじゃないか!?

 日本のバスを想像すると、すぐにそんな疑問が出てくることと思います。

 ぎっしりと混雑していない限り、バスの窓越しに、前方の風景はいつでも見えますもんね。ブラジルの路線バスも、それは同じです。

 ところが、通勤用の貸切バスはちょっと違う。

 運転席と客席との間に仕切壁があり、そこにある扉を閉めてしまうと、運転席と客席は完全に分離されてしまうのです。

 しかも、その仕切壁にある窓には、遮光カーテンが付いているので、前方を見ることは、まったくできないのでした。

 この扉が開けられているときは、最前列中央の1席だけ、その開いた扉越しに、前方の景色を見ることができるのです。

 当然のことながら、この席は人気が高く、たいてい誰かが座っている。

 ところが! 今朝はこの席が空いてたんですねえ。

『よしっ!』

 心の中でガッツポーズをとりながら、迷わずその席に座ります。

 この席から見える景色がおもしろい。


 いつもは携帯でfacebookを見るか、ウツラウツラと寝ながら過ごす通勤バスの中なれど、今日は前方で移り変わる景色に釘づけ!

 なによりも驚いたのは、高速道路上に穴(舗装がはがれた部分)がたくさんあること。

 バスの運転手は、これを上手によけて、一度もその穴に落ちることがない。こんなアクロバティックな運転をしてたんですねぇ。ちっとも知らなかった。


 ハードルを一度越えちゃうと、あとはすぐに続くものらしく、なんと帰りのバスでも、同じ席に座ることができた。すごいね。今日はどうしちゃったんだろう。

 朝とはまた違う、高速道路の夜景を楽しみながら帰宅したのでした。


朝食: ポルトガル風ソーセージ(salsicha à portuguesa、サウシーシャ・ア・ポルツゲーザ)、クスクス(cuscuz)、ヤマイモ(inhame、イニャーミ)、チーズパン(pão com queijo、パン・コン・ケージョ)、バナナ(banana)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。バナナもフォークとナイフで食べる。本当は、皮もフォークとナイフでむくらしいんだけど、めんどくさいので、お皿に置いたときに、上半分になるところの皮を手でむいてから皿に置き、実の部分だけをフォークとナイフで切り分けて食べている。

昼食: 牛ステーキ(bife acebolado、ビフィ・アセボラード)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、パパイヤ(mamão、ママォン)、グアバ・ジュース(suco de goiaba、スーコ・ジ・ゴイアーバ)。久しぶりに基本の牛ステーキだ。これがとにかく硬いんだけど旨いんだ。

夕食: 買い置きしていた、ブラジル産(だと思う)のイワシの缶詰で、カシャーサ「ピトゥ(Pitú)」の青汁割り。はじめて食べたイワシの缶詰が美味しいこと。トマトソース煮込みだ。続いては同じ「ピトゥ」を水割りにして、ブラジル・レモンを搾りこむ。「ピトゥ」とブラジル・レモンの相性は抜群だ。これでチーズパンをいただいた。

社員食堂の朝食
ポルトガル風ソーセージ
社員食堂の昼食
牛ステーキ
ピトゥ青汁割り、イワシの缶詰
ピトゥ水割り、チーズパン

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