三連休を利用して、ブラジルの首都・ブラジリアにやって来た。
この飛行機の形をした人工的な都市は、中央の胴体部分に働く空間が配置され、両側の翼の部分に居住空間が配置されている。
司法、立法、行政の要となる最高裁判所、国会議事堂、そして大統領府は、飛行機の機首にあたる部分に集中的に配置されている。
1955年(昭和30年)、当時のクビチェック大統領が、ブラジル中央高原の荒野に、過去を断ち切った首都を建設する計画を打ち出し、それからわずか5年で、計画都市・ブラジリアが建設されたのだそうな。
首都移転の最大の目的は、「ブラジルのアイデンティティを構築すること」。
ブラジリアの前の首都・リオデジャネイロは、植民地時代の宗主国であるポルトガルの影響を強く受けていた。
ブラジルの多民族統一のためには、そのポルトガルの影響を受けた過去を断ち切って、現在の国民を中心とした国家を象徴するような都市を造る必要があったのだという。(国土交通省の「国会等の移転ホームページ」より)
そして1960年(昭和35年)4月、ブラジルの首都はリオデジャネイロからブラジリアに移された。
1987年(昭和62年)にはユネスコの世界遺産にも登録され、今年(2015年)で首都移転55年を迎えた。
私が生まれたのが1959年(昭和34年)なので、ブラジリアは、私とほぼ同い年。その意味でも興味深い街なのである。
私が住んでいるレシフェ(Recife)から、ブラジリア(Brasília)までは、直行便の飛行機で約2時間半。沖縄から東京に飛ぶのと(時間的にも、街の雰囲気的にも)同じような感じだろうか。
昼過ぎにはブラジリアに到着し、昼食をとったあと、早めにホテルにチェックイン。
「ボナパルチ・ブルーポイント・オテイス(Bonaparte Bluepoint Hotéis)」は、5つ星の高級ホテルながら、週末の今日の宿泊費はなんと195.03R$(6,741円)。ビジネスホテル並みの料金である。
首都のための都市・ブラジリアは、平日は人が多いけど、週末はガックリと人が減り、ホテルの宿泊費も、うんと安くなるんだそうな。
ホテルの部屋に荷物を置いたら、歩いて10分ほどの「ドン・ボスコ聖堂(Santuário Dom Bosco)」へ。
外から見ると、それほどビックリすることもない建物なんだけど、中に入ってみて驚いた。
四方の壁全体が、青~紫系のグラデーションを伴ったステンドグラスだ。
天井の中央に吊るされているのは、重さが2,700kg(2.7トン)もあるという、水晶のシャンデリア。これに明かりが灯ると、さらに美しいらしいのだが、残念ながらこの日は点灯はなかった。
朝食は軽く卵入り味噌汁だけ |
機内で配られるこの飴が美味しい |
11:30ごろ、機内で軽食が出される |
クラッカーとチーズ、チョコケーキ |
ブラジリアに着いて遅めの昼食 |
シュラスコやフェイジョアーダなど |
ホテルに荷物を置いて街に出かける |
ドン・ボスコ聖堂にて |
0 件のコメント:
コメントを投稿