2015年10月31日土曜日
ウユニの塩@コルチャニ村
自分で袋詰めした塩を手に持ってポーズをとってくれたのは、コルチャニ(Colchani)村のファニート(Juanito)おじさん。「ウユニの塩」を作って売るのを生業(なりわい)にしている。
「列車の墓場(Comenterio de Trenes)」を見学したあと、どこまでもまっすぐに続く、平原の中の舗装路を走ること30分。ウユニ塩湖の縁(ふち)にある小さな村・コルチャニ村にやってきた。
村の一角に、お土産物屋がずらりと並んでいて、ウユニ塩湖を訪れる観光客は、必ずこの村にも立ち寄るようだ。
店頭には塩でできた器などが並んでいる。
とても美しいんだけれど、なにしろ原料が塩だけに、もろそうな気がするなあ。
土産物屋の裏手に回ると、塩のブロックでできた建物が並んでいる。
塩は水分に弱いので、雨が降ったりして塩のブロックが湿ってくると、建物の下部に見えるカマドに火をくべて、塩を乾燥させるんだそうな。
建物の奥には、塩の山ができている。塩湖から採掘してきた塩は、ここでじわじわと乾燥させていく。
天日での乾燥を終えたら、この大きなフライパンで、最終的な乾燥作業を行う。
そのままだと、粒の大きい、シュラスコ(ブラジル風バーベキュー)やステーキ用の塩ができあがる。それをこの機械で砕くと、さらさらとした、普通の塩ができあがるのである。
そうやってできあがった塩を、ファニートおじさんが一袋、一袋、手作業で袋詰めして、ガスボンベの炎を使って、袋をとじていく。
完成した「ウユニの塩」は、250グラムで1ボリビアーノ(18円)。米ドルでも支払えるようになっている。
スペイン語と英語で書かれた値段表を1枚めくると、日本語の値段表が出てきたのには驚いた。それだけ日本人観光客が多いってことなんだろうな。
標高3,660mのウユニ塩湖。きっと寒いだろうと思ってライトダウンなどを着こんできたが、太陽が昇るにつれて、暑くなってきた。
なにしろ南緯20度と、南回帰線の内側にあるんだからなあ。
村の出口には、塩でできた像もいくつか置いていた。
さあ、これからいよいよウユニ塩湖に突入だ!
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