フランクフルト空港(ドイツ)を飛び立って7時間半。大西洋をたすき掛けに南下してきた飛行機は、いよいよ南米大陸に入った。
次の目的地、サン・パウロまではあと4時間ほどだ。
実は、最終目的地であるレシフェは、まさに今、この飛行機が飛んでいるすぐ近く。
ここで降ろしてくれると、ものすごく早く着くんだけれど、そうはいかないんだなあ。
4時間ほど通り過ぎてサン・パウロで降りて、4時間ほど待って、また4時間近くかけてレシフェまで戻ってくる。 合計12時間ほど余分にかかる計算だ。
サン・パウロ到着まで、あと1時間ほどになったところで、朝食が出される。
現在、サン・パウロ時間の10/23(金)、午前4時半。日本は同じ日の午後3時半だ。
いつもはブラジルと日本の時差は12時間なんだけど、夏の時期(=日本では冬の時期)だけ、サン・パウロやリオ・デ・ジャネイロなどの、ブラジル南部はサマータイムが適用されているのである。
ちなみにレシフェなど、ブラジル北部にはサマータイムは適用されないので、日本との時差は12時間のままだ。
午前5時20分、サン・パウロの街が見えてきた。やっぱり都会だなあ。
5時半ごろ、予定よりちょっと早めにサン・パウロ空港に到着した。
この時点で、羽田空港を飛び立ってから27時間である。
サン・パウロ空港で4時間ほど待って、09:40AM発のレシフェ行き国内線(TAM航空のエアバスA321)に乗る。
機内で出される軽食は、TAM航空では定番のハムとチーズのサンドイッチだ。これをブラジルならではの甘~いコーヒーでいただく。
う~む。ブラジルに戻ってきた感じがするなあ。
さっきも書いたとおり、サン・パウロからレシフェに向かう空路は、10時間ほど前に飛んできたルートの逆ルートだ。この時間が実にもったいない。
11:40AM(日本時間の同日23:40)、レシフェ空港に到着。羽田を出てから34時間弱である。
レシフェ空港から単身赴任社宅代わりのアパートまでは、タクシーで20分ほど。ちょうど正午ごろにアパートに到着した。
都内の自宅を出てから、トータル39時間かかった。
そのアパートのロビーには、サンタの人形が飾られている。まだ10月下旬なのに早いなあ。
時差ボケ解消には太陽に当たるのがいいらしいので、さっそく目の前のリゾートビーチ(大西洋)を散歩する。
夜になるのを待って、アパート裏手の公園に出る屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」 に出かける。
ここに来ると、まずはやっぱりカウジーニョ(caldinho、3.00R$、93円)をもらわないと。
カウジーニョは、フェイジョン(黒豆)ベースのカップスープで、具材として、うずらのゆで卵や、小さく刻んでカリカリに揚げた豚の皮が入っている。
カウジーニョは、レシフェの名物料理なのだ。
そしてアルゼンチン牛のイチボ肉(picanha argentina、ピッカーニャ・アルゼンチーナ、8.00R$、247円)。
ん~~っ。この牛肉の赤身の旨さがブラジルよのう。
キンキンに冷えたビールもうまいっ!
さらにはミックス焼き(misto、ミスト、3.50R$、108円)。
これは牛肉(carne、カルニ)と鶏肉(frango、フランゴ)、そしてブラジル・ソーセージ(calabresa、カラブレーザ)を、それぞれ2個ずつ、1本の串に刺して焼いたもの。
ひとりであれこれ食べたいときには、ちょうどいい1本なのだ。
そして飲み物はもちろんカシャーサ(caninha、カニーニャ、3.00R$、93円)のブラジル・レモン割りだ。
カシャーサの銘柄は、地元の「ピトゥ(Pitú)」である。近くのスーパーでひと瓶(1リットル)7.00R$(216円)で売っているこの安酒が、クセになるほどうまいんだから言うことないね。
さあ、年末までまたブラジルでがんばるか!
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