2015年10月31日土曜日
塩湖の上でピクニックランチ
さあランチタイムだ。食事はツアーのドライバーが用意してくれており、ガイドさんと一緒に、食事の準備をしてくれる。
ずらりと並ぶのは、この地方での典型的なランチメニューだ。
主食のキヌア(quínua)は、アワ(粟)、ヒエ(稗)などと同じく、雑穀の一種だ。
コロンビアからボリビアにかけてのアンデス山脈原産。3千年前ぐらいから栽培されていたという。
3,700メートルの高地にあり、土壌の塩分濃度が高いこの地方では、他の作物が育たず、キヌアが唯一の農作物なんだそうな。
そして、アンデスと言えばジャガイモ。ここボリビアと、ペルーの国境にあるチチカカ湖の畔が原産地だ。
主菜はリャマ(lama)の肉。焼き鳥のように串に刺して焼いたものだ。
キヌア、ジャガイモ、リャマ。この3点が、ウユニ地方の代表的な食材で、毎日のように食べられている。
その3点の他に、ゆで卵やチーズ、ピクルス、缶詰のイワシなどを、自分の好きなだけワンプレートに取って、パン、コカコーラも添えてピクニックランチである。
「せっかくだから、ゆで卵は、ウユニ塩湖の塩で食べよう!」
とI重さん。地面に手を伸ばして、きれいな部分の塩を取り、ゆで卵にパラパラっとふって食べた。
なにしろ、この地面は、一面がすべて塩だからなあ。塩に困ることはないのである。
しかも、その塩が、ほんのりと甘みを感じるほど美味しいんだから、言うことなしだ!
最後は、熱いコーヒーで〆て、ウユニ塩湖上でのピクニックランチ終了。
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