2015年9月26日土曜日

アマゾナス劇場


 アマゾンというと、「熱帯の原生林」というイメージがあるが、その観光拠点であるマナウスは都会だ。

 普通の旅行者は、マナウスで観光することはほとんどなく、着いたらその足でアマゾン河沿いのジャングル・ロッジに行くというのが定番なんだそうな。

 しかし、ブラジル国内からの観光者である我われは、時間も比較的ゆったりと取れるので、初日の今日は、マナウス市内をちょっとだけ観光することにした。

 やってきたのは、「アマゾナス劇場(Teatro Amazonas、チアトロ・アマゾナス)」。


 客席数700席。そのうちの半数以上(450席)が2~5階のバルコニーにずらりと並ぶボックス席だ。


 ボックス席内には、イスがいくつか置かれているだけなので、自分たちで好きにアレンジして座ることができる。


 天井のドーム状になった部分を下から見上げると、そこにはパリのエッフェル塔を真下から見上げた絵が描かれている。


 19世紀末、アマゾン上流で天然ゴムが発見され、マナウスは繁栄した。

 その頃(1896年)に造られたのが、ここアマゾナス劇場だ。

 イタリア・ルネッサンス様式のこのオペラハウスの建築材は、すべてヨーロッパから輸入されたそうだ。

 劇場は今も現役で、我われが見学したこのときも、夜のコンサートのために、ステージ上では音合わせが行われていた。

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