我われが住んでいるレシフェ(Recife)を代表する料理のひとつがカウジーニョ(caldinho)だ。
これは食前に出されるカップスープのことで、その具材によってフェイジョン(豆)やエビ、魚、貝、ソラマメ、キャッサバ芋などなど、いろんな種類のカウジーニョがある。
このカウジーニョでカシャーサを飲むのがレシフェ流なんだそうな。
今宵の食事、まずは温め直した味噌汁と、カシャーサの青汁割りでスタートした。
私たち日本人にとっては、味噌汁だって、カップスープのひとつだ。
日本風のカウジーニョ、つまり「カウジーニョ・ジャポネーズ(caldinho japonês)」と言えるかもね。
温め直すついでに卵も投入したので、コクのある前菜になった。
朝食: 牛野菜煮込み(guisado、グィザード)、クスクス(cuscuz)、ハムパン(pão com mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、メロン(melão)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。「グィザード(guisado)」は、直訳するとシチューのこと。でも、たいていは牛肉しか入っていないので、いつも「牛肉煮込み」と訳してきた。今朝のグィザードには、野菜もけっこう入ってる。だから料理名も「牛野菜煮込み」としてみた。煮込み方が違うせいか、たとえばフォン・ド・ヴォーのようなコクはないので、こうして野菜が入っていても、「シチュー」とはちょっと違う感じがするんだよなあ。
昼食: ベーコンソースの牛ステーキ(bife ao molho de bacon、ビッフィ・アオ・モーリョ・ジ・ベーコン)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、スイカ(melancia、メランシア)、グアバ・ジュース(suco de goiaba、スーコ・ジ・ゴイアーバ)。牛ステーキ(bife、ビッフィ)はいつも硬い。今日の牛ステーキもものすごく硬い。しかもフォーク(garfo、ガルフォ)の切れ味が悪いもんだから、全身の力を込めて肉を切り分けないといけない。アゴも腕も疲れるんだけど、肉の味はいいんだよなあ。もうひとつの主菜はチキン・オーブン(frango ao forno、フランゴ・アオ・フォルノ)。硬いのがイヤな人は、こちらを選ぶ。
夕食: カシャーサの青汁割りを作り、つまみは卵入り味噌汁からスタート。その後、ハムパン2個に移行して、カシャーサもおかわり。デザートはココナッツ(coco)のヨーグルト。
社員食堂の朝食 |
牛野菜煮込み |
社員食堂の昼食 |
ベーコンソースの牛ステーキ |
アパートで夕食 |
ココナッツ・ヨーグルトで〆 |
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