イグアス・ツアー2日めの今日は、アルゼンチン側から見るイグアスの滝。
午前中の大きなポイントは、イグアスの滝の最深部、「悪魔ののどぶえ」の真上からの見学だ。
このはるか向こう岸に、昨日のブラジル側の展望台があるアズなんだけど、もうもうたる水煙で、まったく見えない。
ごうごうと流れ落ちる水が、すさまじい迫力だなあ!
今日は朝の7時に、ホテルを出発。ツアーガイドの矢野さんの車で、アルゼンチンに向かった。
ブラジル(上の画像の左側)とアルゼンチン(同、右側)はイグアス川で隔てられていて、川の中央が国境。ここを結ぶ橋は1本しかなくて(上の画像の、一番下、中央部にある橋)、国境を超える人は、みんなその橋を渡るしかない。フォス・ド・イグアスの中心街から橋までは30分ほど。
橋の手前(ブラジル側)に、連邦警察の事務所があり、ブラジルに住んでいる外国人(つまり我われ)は、ここでも出入国手続きをしなければならない。
国境の橋の欄干(らんかん)部分は、手前半分が、黄色と緑のブラジルカラーに塗り分けられていて、中央(国境)を過ぎると、水色と白のアルゼンチンカラーに塗り分けられている。
橋を渡り終えるとすぐに入国審査。といっても、ドライブスルー式に、車に乗ったままで手続きをすることができるのがありがたい。
ここを過ぎると、道路標識もポルトガル語からスペイン語に切り換わる。似てるんどけど違うんだよなあ。
国境から30分ほどで、イグアス国立公園の入口(上の画像の右下隅)に到着。ここからは、20分ほどトロッコ列車に乗って、「悪魔ののどぶえ」(画像の左上部)を見る展望台への入口に向かうのだ。
早起きして来たのには理由(わけ)がある。朝一番のトロッコ列車(08:30発)だけが、直通で展望台の入口まで行くのである。こういう情報は、ガイドツアーじゃないと、なかなか得られない。(途中にもう1つ駅があり、2番目以降の列車は、公園の入り口から途中駅までと、途中駅から展望台入口の駅までを、それぞれ往復する。だから、必ず途中駅で乗り換えないといけないそうだ。)
しかも、朝一番だと、観光客もまだ少なくて、トロッコ列車もすいている。これ以降の列車は、ギューギュー詰めの満員になり、それでも乗れなくて次の列車になる人もいるんだって!
しかも、朝一番だと、観光客もまだ少なくて、トロッコ列車もすいている。これ以降の列車は、ギューギュー詰めの満員になり、それでも乗れなくて次の列車になる人もいるんだって!
終点の展望台入口でトロッコ列車を降りると、イグアス川の中に向かって人工的に作られた、渡り橋のような通路をつたって、1キロほど先にある滝へと向かう。
その間、目の前に広がるのは雄大な大河だ。水もゆったりと静かに流れている。この流れと、昨日ブラジル側から見たあの滝が、同じ流れの延長線上にあるとは、とても思えないぐらい堂々とした大河だ。
20分ほど歩いたところで、滝が見えてきた。
「ここからは、カッパを着てくださいね」
ツアーガイドの矢野さんから、そう声がかかる。
荷物から、昨日15.00R$(約600円)で購入したカッパを出して、はおり、展望台まで進むと、そこがイグアスの滝最大の「悪魔ののどぶえ」の水が落ち込んでいくポイントだ。
昨日、この対岸(ブラジル側)から、「悪魔ののどぶえ」を遠望した。ここがその「悪魔ののどぶえ」の真上だ。
昨日、この対岸(ブラジル側)から、「悪魔ののどぶえ」を遠望した。ここがその「悪魔ののどぶえ」の真上だ。
ゆったりと静かに流れてきた大河が、ここで急に落下する。落差は約75m。もうもうと水煙が上がり、その水煙から横に斜めに下にと落ちてくる水滴で、あたりは一面、台風の時の雨のようだ。カッパを着てても濡れるし、カッパが長さが届かないズボンの下のほうや靴はずぶ濡れだ。
しかし、この迫力はすさまじい。
この大河の、「静」から「動」への変化の激しさが、この迫力を生むんだろうな。
ブラジル側で見た、ものすごい水量が生む迫力とは、また別ものの迫力だ。ここに来たなら、必ず両側から見るべきだろうと思う。
「悪魔ののどぶえ」を見学したあとは、もう一度トロッコ列車に乗って、途中駅まで引き返す。この途中駅から、イグアスの滝を間近に見ることができる観光用遊歩道に入ることができるほか、ゴムボートで滝壺に突っ込んでいくツアーに参加することができる。
朝早くに出発した我われは、余裕のある日程を組むことができていて、残った午前中(2時間弱)の間に観光用遊歩道(上の画像、右下の全域)を巡り、昼食をとったあと、午後からゴムボートツアーに参加する予定だ。
昼食をはさんで、午後の部へと続く。
0 件のコメント:
コメントを投稿