2015年5月14日木曜日

ブラジル大統領がやって来た

出航する船を見送る来賓 (右端がジルマ大統領)

 今日はブラジル史上初めての女性大統領である、ジルマ・ルセフ(Dilma Vana Rousseff)氏も臨席して、大型タンカーの命名式&引渡式。

 船を建造していくときに、大きな節目となる式典が、起工式、進水式、命名式、引渡式の4つだ。

 うちの会社(造船所)では、10隻連続で大型タンカーを建造中。今日はそのうちの5隻めの引渡式と、6隻めの命名式が行われたのだ。

 日本だと「錨をあげて」や「軍艦マーチ」(そして最後は「蛍の光」)などの音楽に見送られながら出航していくことが多いのだが、さすがブラジル。船を見送る音楽までもがブラジル風で、のりのいいリズムなのには驚いた。


朝食: 牛肉煮込み(guisado、ギザード)、ゆでキャッサバ芋(macaxeira、マカシェイラ)、ハムパン(pão com mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、パパイヤ(mamão、ママォン)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。ゆでただけのキャッサバ芋がうまいなあ。ほんのりとした甘みは、サツマイモほど甘くはなく、ねっとりとしたとろみも、しつこくなくてちょうどいい。すべての食感が、ほどがいいのである。

軽食(lanche、ランシ): 新造船の引渡式が昼食時間にかかるため、朝10時から、全従業員に軽食が出された。煮込みソーセージ(salsicha ao molho、サウシーシャ・アオ・モーリョ)2本、パン(pão、パン)2個、りんご(maçã、マサン)1個、アセロラジュース(suco de acerola、スーコ・ジ・アセローラ)というのが、その内容。パンには、あらかじめ切込みが入っていたので、そこに煮込みソーセージをはさんで、ホットドッグのようにしていただく。朝7時前に朝食を食べて、今また軽食。かな~り満腹である。

昼食: 引渡式が終わって、午後2時過ぎに昼食。まだほとんどお腹が空いていない。魚と野菜(peixe com legumes、ペイシ・コン・レグメス)、黒豆煮(feijão preto、フェイジョン・プレート)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、メロン(melão)、ぶどうジュース(suco de uva、スーコ・ジ・ウーヴァ)。メニュー上は「魚と野菜」となっているが、案の定、野菜はほとんどない。魚は、小麦粉の衣をつけて揚げたもの。

夕食: 木曜日なので、近くの屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」へ。I和泉さん、I重さん、F村さんと4人で、80.50R$(3,157円)、ひとり当たり20R$強(800円弱)だった。今日のトピックスは、I和泉さんが持ってきてくれたキュウリ、キャベツ、ナスの浅漬けと、I重さんの大根おろしだった。大根おろしは、牛バラひき肉のベーコン巻きにトッピングしていただく。さらにファロッファもトッピングすると、舌に感じる塩っけが減って、よりおいしくなることがわかった。(本日のレート:39.22円/R$)

社員食堂の朝食
引渡式前の軽食
あいさつをするジルマ大統領
ちょっと遅めの社員食堂の昼食
木曜日の夜は屋台に集合
牛バラひき肉に大根おろし

2 件のコメント:

  1. 写真では紙吹雪が舞っているようですが、やはりくす玉を割るのでしょうか。シャンパンの瓶を船首で割る儀式もありますね。

    わたしが生まれた町に大きな造船所があって、子供の頃にはかなり頻繁に進水式をやっていました。華やかなセレモニーを懐かしく思い出します。その頃、日本は造船大国でしたが今では造船所も廃止されて火が消えたような寂しさです。

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    1. おっしゃるとおり、くす玉です。でも、中から出てくる紙ふぶきが、白い紙ではなくて、両面銀色の銀紙なんです。その銀紙に、南国の強烈な陽光が反射して、ものすごくキラキラと輝きます!

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