で~んと大きいカルニ・ジ・ソウ(干し牛肉) |
「この店は、カルニ・ジ・ソウ(carne de sol、牛肉の日干し)がうまいんだよ。フランゴ(frango、チキン)も美味しかったなあ」
そう教えてくれるのは、ここ「チオ・ペッピ(Tio Pepe)」に何度も来たことがあるというUさん。
店員さんに確認したところ、前者はカルニ・ジ・ソウ・ナ・ブラーザ(Carne de Sol na Brasa、79.40R$、2,960円)、後者はフランゴ・ア・チオ・ペッピ(Frango à "Tio Pepe"、48.70R$、1,820円)という料理であることが判明。それぞれを1つずつと、サイドメニューのサラダ(7.90R$、290円)注文した。
後で気がついたのだが、店のメニューの右上隅に、「うちの料理は、正常な食欲の方の3人前。2人だとギリギリなんとか。1人だったら1週間の絶食のあとでどうぞ」なんて注意書きがある。
我われは3人。2品も注文しちゃったけど大丈夫かなあ。
そう思いながらビール(Devassa 600ml、8.90R$、330円)を飲みながら待つことしばし。
まずはサラダが出てきて、追いかけるように、フランゴ、カルニ・ジ・ソウ、そしてセットとして必ずと言っていいぐらい一緒に出てくる、バタタ・フリッタ(batata frita、フライドポテト)、フェイジョン(feijão、煮豆)、マカシェイラ(macaxeira、キャッサバ芋)、フォロッファ(farofa、キャッサバ粉)、そしてアホース(arroz、ライス)が、テーブルいっぱいに出された。
うぉ~っ。これはすごい量だ。でも、がんばれば、なんとかなりそうでもある。
まずは一押しのカルニ・ジ・ソウから。大きなステーキを切り分けながらいただく。
一夜干しなので、生肉よりはちょっと硬いんだけど、うまみが強くておいしい。
そしてフランゴ。甘めのソースが特徴的で、淡白な鶏肉の味わいを引き立てくれる。
けっきょく、すべては食べ切れなかったものの、牛肉も鶏肉も残った量はほんのわずか。
最後にデザート代わりのカイピリーニャ(caipirinha、カシャーサのカクテル、6.70R$、250円)をもらって〆。
2時間ほどの滞在。サービス料が10%付いて、お勘定は3人で203.56R$(7,600円ほど)、ひとり当たり67.85R$(2,530円)でした。
う~っ、満腹。
朝食: 鶏細切り煮(isca de frango ao molho、イスカ・ジ・フランゴ・アオ・モーリョ)、クスクス(cuscuz)、ポレンタ(polenta、トウモロコシの練り物)、ハムパン(pão com mortadela、ポン・コン・モルタデーラ)、パパイヤ(mamão)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。昔、「伊東家の食卓」というテレビ番組があって、『お皿を汚さずにカレーを食べる』という裏ワザが紹介された。食べ進むにつれて、残っているライスを堤防のようにしながら、カレールーを寄せていくこととで、お皿の汚れが少なくなるというもの。クスクスを食べるときもこれと同じ。クスクスを鶏細切り煮のほうに寄せていきながら食べるときれいなお皿で食べ終えることができる。まわりのブラジル人たちが食べ終えたお皿と見比べながら、ひとりで悦に入っている。
朝食を終えて、トコトコと職場に向かうと、なんと美人がいる守衛所が閉鎖になっている。「この駐車場は、特に警備する必要なし」ということになったのかなあ。美人のまわりに男たちが集まって、業務に支障が出るから閉めちゃったのかもね。美人はどこに行ったんだろう?
昼食: フェイジョアーダ(feijoada)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)少量、タンジェリン(tangerina、タンジェリーナ)、タンジェリンジュース(suco de tangerina、スーコ・ジ・タンジェリーナ)。いつもは金曜日が煮込みの日なんだけれど、今週は金曜日から4連休なので、今日、木曜日が煮込みの日。大好物のフェイジョアーダが出された。当初の予定ではデザートはメロン(melão)だったんだけど、出されたのはタンジェリン(オレンジ)。ジュースもタンジェリンジュースだった。
昼食を終えると、社内ATMに現金を入れるための、現金輸送車が来ていた。こっちの現金輸送車は、まるで装甲車のような感じ。しかも現金をセットしているときは、ショットガンを『構えた』警備員が、その周りを警備しているのだ。ショットガンは『持ってる』んじゃなくて、いつでも撃てるように『構えている』ところがすごいですねえ!
夕食: うちの会社は明日(金曜日)から4連休。その明日から、日本に一時帰国されるU都宮さん、K野さんのお二人と3人で、空港近くのレストラン「チオ・ペッピ(Tio Pepe)」で夕食(本日のレート:37.31円/R$)。「チオ・ペッピ」は1960年代の創業。この地で50年以上続く老舗レストランである。創業者がペッピ(Pepe)さんと呼ばれていたことから、シェリー酒の銘柄でもある「チオ・ペッピ(=ペッピおじさん)」を店名としたらしい。お二人とも、明日、レシフェ(Recife、ヘシーフィ)を発つんだけれど、U都宮さんはフランクフルト(ドイツ)経由で東へ、K野さんはダラス(アメリカ)経由で西へ飛ぶ。ブラジルは、日本から見ると地球の真裏にあるので、いろんな飛び方ができて、所要時間もそれぞれ同じぐらいなのである。
アパートに帰ってくると、目の前の公園の屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」では、S田さん、N西さんのお二人が、飲み終えてお勘定をするところ。木曜日は屋台の日だもんね。残念ながら、今日は屋台に行けなかった。
社員食堂の朝食 |
美人の守衛所が閉鎖になってた |
昼食はフェイジョアーダ |
現金輸送車です! |
「チオ・ペッピ(Tio Pepe)」 |
サイドメニューのサラダ |
フランゴ・ア・チオ・ペッピ |
フェイジョン、ライスなどもずらり |
カルニ・ジ・ソウ・ナ・ブラーザ |
〆のカイピリーニャ |
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