味噌が切れたので、先週の土曜日(3/21)の午前中に、散歩もかねて日本食材店「オリエンタル(Oriental)」に出かけた。
私が使っている味噌は、サンパウロ郊外のカンピナス(Campinas)という町で作られた、ブラジル産の「天然醸造・東山味噌」という、大豆と米を原材料とした味噌なのだ。
値段は1kgが17.50R$(651円、土曜日のレートは37.17円/R$)
この店は日本語が通じるのがうれしい。
私:「お味噌をください」
店:「今日はお豆腐もありますよ。あと2丁ですけど……」
私:「あ、そうなんですか。じゃ、豆腐も1丁ください」
店:「もやしも、少なめですけど、ありますよ」
私:「それもください」
店:「少なめなので、値段も安くなってます」
日本語が通じるうれしさもあって、ちょっと進められると、すぐに買ってしまうのが玉にキズ。
通常は予約だけで完売してしまう豆腐は1丁が4.90R$(182円)。
もやしは1袋が5.00R$(186円)なんだけど、今日は1袋分に満たない量だったので3.20R$(119円)だった。
ちなみに近くのスーパー「フルータリア(frutaria)」では、もやしは1袋9.00R$(335円)もする高級野菜なのである。
どんな料理にするかという方針はないままに購入してきたこれらの食材。
複雑な料理は作ることができないので、結局、いつものように味噌汁をつくることにした。
冷蔵庫の野菜室に、春田さんからいただいた大根も少し残っていたので、それも切って具材にした。
この具だくさん味噌汁が、焼酎ロックに実によく合うんだ。
日曜日に4杯分ほどの味噌汁を作って以来、冷蔵庫で冷やしては温め直して、ということを繰り返すもんだから、大根はとてもやわらかくなり、汁と同化した味わいになってきた。
この大根をかじっては焼酎をチビリ。大きめのさいの目に切った豆腐をつまんでは焼酎をチビリ。そして、もやしでチビリ。汁(つゆ)そのものも立派なつまみになる。
お椀1杯の味噌汁とタクアン漬けで、焼酎ロックが2杯も楽しめてしまうのでした。
この味噌汁、もうあと1~2杯分は残ってるから、まだ楽しめそうだ。
朝食: 牛シチュー(guidado、ギザード)、クスクス(cuscuz)、サツマイモ(batata doce、バタタ・ドーシ)、ハムパン(pão com mortadela、ポン・コン・モルタデーラ)、スイカ(melancia、メランシア)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。牛シチューと言いながら、具材はいつも牛肉しかない。牛肉100%のシチューである。ずっとそう思ってたんだけど、今日、前の席に座ったおにいさんのお皿に盛られた牛シチューには、トマト、ジャガイモ、ピーマン、玉ネギがけっこうな割り合いで入っている。野菜の具もちゃんと入ってたんだね。しかもそのおにいさん。ごていねいに、野菜はすべて、きっちりと食べ残して席を立った。なんだよ。好きで野菜をついでもらったわけではなかったのか。
昼食: 牛肉一夜干しの玉ネギ炒め(carne de sol acebolada、カルニ・ジ・ソウ・アセボラーダ)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、レーズン入りライス(arroz com passas、アホース・コン・パッザース)、スパゲティ・アーリオ・オーリオ(macarrão espaguete ao alho e óleo、マカホン・エスパゲッチ・アオ・アーリョ・エ・オーレオ)、サラダ(salada)、パパイヤ(mamão、ママォン)、柑橘ジュース(suco de umbu、スーコ・ジ・ウンブー)。牛肉の一夜干し(カルニ・ジ・ソウ)がうまい。アジを一夜干しにして、アジの開きにするようなもんなんだろうな。生肉と比べると、味に深みがあるように感じる。今日はスパゲティも、シンプルな味付けでいいなあ。これに唐辛子が加わればペペロンチーノだ。
夕食: 朝のハムパン2個で、地元のカシャーサ、ピトゥ(Pitû)の青汁割りを1杯。チビチビと飲み続けてきたピトゥのボトル(1リットル瓶)が、この1杯で空いた。この1リットル瓶が、ちょっと高めの店で買って6.90R$(263円)だったからねえ。本当に安酒(やすざけ)だ。ちなみに最安値のときは、同じボトルが4.90R$(187円)だった。そして今夜も、大根、豆腐、もやしの味噌汁と、タクアン漬けをつまみに、そば焼酎「雲海」のロックと、2杯めは芋焼酎「黒伊佐錦」のロック。日本風の味には、やっぱり日本の焼酎が合うねえ。ちなみにこの「黒伊佐錦」、900mlパックで905円(23.73R$相当)である。同じ量で換算すると、最安値のときのピトゥの5.4倍もする高級酒だ!
社員食堂の朝食 |
社員食堂の昼食 |
ピトゥ青汁割りでハムパン |
タクアンと味噌汁で焼酎ロック |
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