屋台に集う面々(撮影:N西さん) |
木曜日は屋台の日。
昨日(4月8日)、こちらの会社に着任されたばかりのF村さんも、さっそく参加してくれて、今日は7人の日本人が、公園の屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」に集まった。
シュハスキーニョ(churrasquinho)というのは、ブラジルの名物料理・シュラスコ(churrasco、シュハースコ)の『小さいの』という意味。
普通のコーヒーは「カフェ(café)」なんだけど、デミカップで出される少量のコーヒーのことは「カフェジーニョ(cafezinho)」と呼ぶ。
同じ職場にロナウド(Ronaldo)さんがいるときに、後からその職場に入ってきた後輩のロナウドさんは、ロナウジーニョ(Ronaldinho)というニックネームで呼ばれる。ブラジル出身の有名なサッカー選手、ロナウジーニョも、その本名はロナウドだ。
酒場で飲んでるときも、取り皿がいるときは「プラチーニョ(pratinho)をください」とお願いする。普通に「お皿(prato、プラート)をください」とたのむと、主菜をのせるような大きなお皿が出てきてしまうのだ。
シュラスコとシュハスキーニョも、まさにそんな関係だ。
シュラスコは、まるでサーベルのような金串に、大きな肉の塊を刺して焼いたもの。これを客の目の前でスライスしながら取り分けてくれる。
それに対してシュハスキーニョは、30センチぐらいの竹串に、ひと口大に切った肉を刺して焼き、それを串ごと、そのまま出してくれる。
言ってみれば、大ぶりの焼き鳥みたいなもんだ。
シュラスコが、シュハスカリア(churrascaria)という、シュラスコ専門のレストランで出されるのに対して、シュハスキーニョは、主として道端の屋台などで出される。我われのように、その場で食べるものもいれば、持ち帰って自宅で食べる人もいる。
肉は大きなかたまりで焼いたほうが美味しいというが、それを薄く切り分けて出してくれるシュラスコは、食べ終えるまでに肉が冷めてしまう。
ところがシュハスキーニョは、焼きたての熱いうちに、肉を食べてしまうことができる。これがシュハスキーニョのいいところだ。
とは言うものの、日本の焼き鳥に比べると、その量はかなり多くて、ひとりで2本も食べればもう満腹になってしまう。
今日のように何人かで集まることができると、いろんな種類の肉を、どんどん食べることができるのがうれしい。
ついつい、あれもこれもと食べ過ぎてしまうのが最大の欠点だ。なにしろ肉は腹持ちがいいので、明日の昼ぐらいまで、あまりお腹がすかない状態が続くのである。
朝食: 牛肉煮込み(guisado、ギザード)、クスクス(cuscuz、キャッサバ粉とトウモロコシ粉で作ったそぼろ)、ポレンタ(polenta、トウモロコシ粉の練りもの)、ハムパン(pão com mortadela、パンォ・コン・モルタデーラ)、パパイヤ(mamão、ママォン)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。モルタデーラは、細挽きにした豚肉に脂身を加え、塩、胡椒、砂糖などで味付けして腸詰し、加熱処理をしたもの。だから、本当はハムじゃなくて、大きなソーセージなのだ。私が「ハムパン」と表記している朝食パンには、このモルタデーラを薄くスライスしたものが1枚、はさまれている。
昼食: 豚ロース(copa lombo、コパ・ロンボ)、黒豆煮(feijão preto、フェイジョン・プレート)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、メロン(melão)、ウンブージュース(suco de umbu、スーコ・ジ・ウンブー、柑橘系のジュース)。昼は、豚ロースと牛肉煮(bife de panela、ビッフィ・ジ・パネーラ)が選べるところを豚ロースにした。豚肉、めったに出ないからね。ブラジルで一番よく食べるのが牛肉で、次が鶏肉。この2種類が圧倒的に多くて、ぐ~んと間があいて、その次が豚肉や魚といった感じ。
夕食: 木曜日は屋台の日。昨4/8(水)付けで、こちらに着任したばかりのF村さんも、さっそく参加。今日の「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」には、7人が集まった。国産牛のピッカーニャ(7.00R$、276円)や鶏肉(3.00R$、118円)、鶏ハツ(3.00R$、118円)などをもらって、ビール、ビール、そしてカシャーサ。2時間ほど楽しんで、今日のお勘定は7人で210.00R$(8,270円)。ひとり30.00R$(1,180円)ずつだった。(本日のレート:39.36円/R$)
社員食堂の朝食 |
社員食堂の昼食 |
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