社員食堂の朝食 |
いつも社員食堂の朝食を紹介しているが、ブラジルの一般的な朝食は、それとはちょっと違うらしい。
ブラジル(ポルトガル語)では朝食のことを『カフェ・ダ・マニャン(café da manhã)』という。直訳すると『朝のコーヒー』だ。
その言葉どおり、街角にチラホラと出現する朝食の屋台で、甘~いカフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ、1.5R$、約60円)を飲むだけで、朝食を終える人もいる。
しかし、たいていの人は、その甘~いカフェオレと一緒に、バター入りのパン(pão com manteiga、パンォ・コン・マンテイガ)か、チーズ入りのパン(pão com queijo、パンォ・コン・ケージョ)を1~2個食べる。
このパンが、いわゆる『ブラジルのフランスパン』というやつで、実際のフランスパンとは違い、フランスパンを真似て、ブラジルで独自に作られ、発展してきたパンなのだ。これがふんわりと軟らかくて、おいしいのだ。
朝食は、この『カフェオレとパン』というのがブラジルの標準。
うちは造船所なので、朝から現場で働く人も多い。朝から十分に力が出せるように、現場用の社員食堂では、カフェオレとパンに加えて、肉料理や主食(炭水化物)、さらには食後の果物までを提供しているのである。
これとは別に、主として事務所勤務の人向けの社員食堂もあって、そちらでは『カフェオレとパン』という、ブラジルの標準的な朝食が出される。
とはいうものの、すべての社員は、自分の好きなほうの食堂で食事をとることができるので、実態としては、朝からたくさん食べたい人は現場用の食堂で、パンだけぐらいがちょうどいい人は事務所用の食堂で、朝食をとっているのでした。
(ちなみに、社員食堂を利用しないという選択肢も「あり」だ。日本人社員の中にも、アパートで日本風の朝食を食べてきたり、おにぎりを作ってきて会社に着いてから食べたりしている人もいる。)
朝食: ブラジル・ソーセージ(linguiça calabresa、リングイッサ・カラブレーザ)、クスクス(cuscuz)、チーズパン(pão com queijo、パンォ・コン・ケージョ)、スイカ(melancia、メランシア)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。今日の朝食メニュー、事前発表では大好物の牛干し肉煮(charque à brejeira、シャルキ・ア・ブレジェイラ)だったので、いつもより多めにクスクスを取って、主菜のゾーンへと進んだ。するとなんと! 予定どおり牛干し肉煮があるんだけれど、その横には、これまた大好物のブラジル・ソーセージも並んでいて、どちらかが選べるようになっている。これはうれしい誤算だけれど、どっちの大好物を選ぶべきか、迷う迷う。でも、後ろには行列ができているので、そんなに長く迷うわけにもいかない。3秒ほど考えてブラジル・ソーセージを選択した。昨日から二日連続。昨日の夜、屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」でもブラジル・ソーセージを食べたので、ブラジル・ソーセージ頻度が上がっている。ピリッとしょっぱくて、クスクスが進むのがいいんだね。多めに取ったクスクスを少なく感じた。ブラジル・ソーセージとクスクスの組み合わせを日本食に例えると、イカの塩辛と熱々ごはんの組み合わせのようなものだろうか。
昼食: 牛もつ煮込み(dobradinha、ドブラジーニャ)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、ぶどうゼリー(gelatina de uva、ジェラチーナ・ジ・ウーヴァ)、アセロラジュース(suco de acerola、スーコ・ジ・アセローラ)。金曜日は煮込みの日。今日は「ドブラジーニャ」という牛もつ煮込みだった。これはイタリア語の「トリッパ」と同じ。つまり牛の胃袋の煮込みである。デザートは、このところよく出るオレンジ(laranja)。皮が硬くてむきにくいので、今日はお菓子(ぶどうゼリー)のほうにした。
夕食: 土・日・月・火の4連休だった今週は、水・木・金の3日間を働いたら、もう休み。会社の帰り道に、アパート近くのスーパー「フルータリア(frutaria)」で、ヴィナグレッチの素(トマト、玉ネギ、ピーマン、パクチーの刻んだもの235グラム、3.51R$、141円)、サラダの素(キャベツとニンジンの千切り153グラム、1.52R$、61円)、モルタデーラ(豚肉ソーセージの薄切り71グラム、1.75R$、70円)を買って帰宅。食料品は本当に安いよなあ。ちなみに工業製品は高いのです。帰宅してすぐにヴィナグレッチを仕込み、サラダを作る。それらを冷蔵庫に保存しておいて、まずはミックスナッツをつまみに、缶ビールをプシュンと開ける。「あぁ~、短かったけど、今週の仕事も無事に終わったなあ」と、ホッとする瞬間である。その後、カシャーサ51の青汁割りを作って、チーズパン2個+少量のサラダ。ネットを見たり、ブログを書いたりしながら、ゆっくりとした夜を過ごす。(本日のレート:40.09円/R$←久しぶりの40円台だ!)
朝食のブラジル・ソーセージ |
社員食堂の昼食 |
ミックスナッツで缶ビール |
カシャーサ青汁割り、サラダ、パン |
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