今日は6月末に自己都合退職されたMルコスさんの壮行会で、バー&レストラン「ジロ・プライア(Giro Praia)」に集まった。
ここ「ジロ・プライア」は、すぐ近くのアパートに住んでいるMルコスさんの行きつけの店。お店の人たちともファースト・ネームで呼び合うほどの大常連さんなのだ。
だから今夜の料理も、Mルコスさんの好きなものを注文してもらった。
カマラォン・クロカンチ(camarão crocante、76.90R$、約3,000円): 殻をとったエビに衣をまぶし、サクサクに揚げたもの。マヨネーズとケチャップを混ぜたオーロラソースをつけていただく。
ボリーニョ・ジ・バカリャウ(bolinho de bacalhau、10個で28.90R$、約1,100円): 干しダラ(=バカリャウ)のコロッケ。これにもオーロラソースがついてくるが、あっさりとオリーブオイルだけをかけるか、ピメンタ(pimenta)という唐辛子オイルをかけて食べるのがおいしい。
リングイッサ・エスピラウ・フランゴ(linguiça espiral frango、21.90R$、約860円): グルグルっと渦(うず)状に巻かれたチキン・ソーセージ。渦の形のまま焼き上げて、ファロッファ(キャッサバ芋の粉)とヴィナグレッチ(生野菜のマリネ)を添えて出してくれる。
カウジーニョ・ジ・カマラォン(caldinho de camarão、7.90R$、約310円): エビのカップスープ。これはMルコスさんが選んだのではなくて、自分で選んだもの。とにかくカウジーニョ(カップスープ)が好きなんだ。ブラジル・レモンを搾り入れ、ピメンタ(唐辛子オイル)をたらして食べると、いいつまみになる。エビの他に、魚(peixe、ペイシ)のスープと、豆(feijão、フェイジョン)のスープが選べて、値段は3つとも同じ。
ピッツァ・マルゲリータ(pizza marguerita、中サイズが29.90R$、約1,170円): この店にはピザ専用の窯(かま)が据えつけられいて、お持ち帰り用のピザも販売している。ピザは店の目玉商品でもあるのだ。だから、ここに来ると必ずピザは食べる。ちなみに、ピザは普通は放射状に切り分けてくれるんだけど、今日は人数が多いので、あえてお好み焼きのような切り方にしてもらった次第です。
ピッツァ・ペペローニ(pizza peperone、中サイズが39.90R$、約1,560円): さらにもう1品、サラミのチーズのピザも出てきた。どのピザにもたいていオリーブの実がのってるんだけど、これが嫌いな人が多い。いいつまみになるのになあ。そんなわけで、オリーブが嫌いな人のオリーブは、みんな引き受けて食べてます。
カイピリーニャ(caipirinha、7.50R$、約290円): ひとしきり食べて、お腹もふくれてきたところで、飲みものをビール(大瓶が8.90R$、約350円)からカイピリーニャ(カシャーサのカクテル)に切り替える。いつものように砂糖抜き(sem açúcar、セン・アスーカル)で。
ピトゥ(Pitú、4.90R$、約190円): 1杯めのカイピリーニャを飲み干したところで、中身のカシャーサ(ピトゥ)だけをおかわりする。カイピリーニャのグラスには、ブラジル・レモンも氷も残っているので、そこにカシャーサだけを追加すれば、2杯めのカイピリーニャができあがるのだ。ホッピーでいうとナカ、ラーメンでいうと替玉(かえだま)ですね。
アーグア・ジ・コーコ(água de coco、12.90R$、約510円): ココナッツ水である。ブラジル人はウイスキーが好き。店にボトルをキープしている人も多いのだ。Mルコスさんも、この店にジョニーウォーカー赤ラベル(Johnnie Walker Red Label、1Lボトルが149.00R$、約5,840円)をキープしている。そして飲むときには水ではなくて、ココナッツ水で割るのがブラジル流だ。
ピトゥ・ゴールド(Pitú Gold、8.40R$、約330円): 飲むにつれ、だんだんと濃い(=アルコール度数の高い)飲みものが欲しくなってくる。カイピリーニャに続いては、ピトゥ・ゴールドをストレートでもらう。ピトゥ・ゴールドは、ピトゥを樽(たる)に貯蔵して寝かしたもので、ウイスキーなどと同じように、茶色い色がついている。ボトルごとキーンと冷して出してくれるのがうれしいね。
バタタ・フリッタ・エスペシァウ(batata frita especial、19.90R$、約780円): フライドポテトのことを、ポルトガル語でバタタ・フリッタという。この店には普通のバタタ・フリッタ(batata frita、12.90R$、約510円)もあるんだけど、今日のは、チェダーチーズとベーコンチップも入った特選バタタ・フリッタだ。
カルニ・ジ・ソウ・コルターダ・コン・フリッタース(carne de sol cortada com fritas、41.90R$、約1,640円): ひと口大にカットした干し肉を、チーズ豆腐と一緒に炒めたもの。フライドポテトが添えられる。
ジョニーウォーカー黒ラベル(Johnnie Walker Black Label、1Lボトルが195.00R$、約7,640円): もう少しの間、レシフェにいるというMルコスさんのために、ジョニーウォーカーの黒ラベル(ブラック)と、メニューにはないダブル・ブラックのキープボトルを入れた。
Mルコスさんは、リオ・デジャネイロにあるお父さんの店を継ぐために退職。単にお父さんの店を継ぐだけではなくて、それを機会に業容も拡大させる計画だという。
Mルコスさんの、今後ますますのご活躍とご健勝を祈念して、日本式に1本締めでしめくくった。(まわりのブラジル人たちも、一緒に拍手してくれてるところがおもしろいね!)
朝食: シーフードヌードル。今日から3連休なので、ゆっくりと起床。昨夜、カイピリーニャをたくさん飲んだので、朝は汁っけの多いカップ麺にする。何種類かのカップ麺がある中から、今朝はシーフードヌードルを選択。魚介系の旨みを感じるスープが、酔いの残るのどに、そして胃袋に、とっても心地よい。
昼食: 親子丼、あおさ汁。昼はがっつりごはんを食べようと、レトルトの親子丼にした。食べ始めると、無性(むしょう)に燗酒が飲みたくなった。残念ながら、日本酒のストックがないので、缶ビールをプシュンとあけた。日本にいるときからそうなんだけど、うな丼、カツ丼、親子丼は、どうしても酒の肴(さかな)になってしまうんだよなあ。“丼の頭(どんぶりのあたま)”はもちろん、煮汁がしみたごはんも、いいつまみになるのである。
夕食: Mルコスさんの壮行会で、アパート近くのバー&レストラン「ジロ・プライア(Giro Praia)」。ひとり100.00R$(約3,920円)ずつの会費として、Mルコスさんに好きなものを飲み食いしてもらい、残った会費はお餞別(せんべつ)にした。帰り道にI和泉さん、I重さんと、公園の屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」で二次会。途中で雨が降ってきて、お客たちみんながひとつ傘の下に入り、ブラジルの呑兵衛(のんべえ)たちの状況を聞きながらの2時間ほどの酒場浴。お勘定は3人で55.00R$(約2,160円)、ひとり当たり18.33R$(約720円)だった。(本日のレート: 39.60円/RS)
朝食はシーフードヌードル |
昼食は親子丼と、あおさ汁 |
二次会は公園の屋台 |
アルゼンチン・ピッカーニャ |
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