ブシャーダ(山羊もつ煮込み) |
そうなると、はずせないのは、ノルデスチ名物のブシャーダ(buchada)とカルニ・ジ・ソウ(carne de sol)だ。
ブシャーダは、山羊(やぎ)の胃袋の中に、細かく刻んだ山羊の内臓(心臓、肝臓など)を詰めこんで、その胃袋ごとグツグツと煮込んだもの。日本語にすると「山羊もつの胃袋煮込み」といったところだろうか。
煮込んだ鍋ごと客の前に出され、その胃袋を丸ごとまな板の上に取り出して、バラバラに切り刻み、再び鍋に戻したらできあがり。
ちょっとクセのある料理ながら、もつ好きにはたまらない。
カルニ・ジ・ソウ(干し肉)とブシャーダ(山羊もつ) |
カルニ・ジ・ソウは、直訳すると「太陽の肉」。軽く乾燥させた牛肉のことだ。これをステーキにして出してくれる。
エビカツ(camarão à milanesa、カマラォン・ア・ミラネーザ) |
魚介類もまた、ノルデスチではよく食べられる。とくに有名なのが、ムケッカ(moqueca)という、魚介類のココナッツミルク煮込みなんだけれど、これ1品で満腹になるほどボリュームがあるので、今日はエビカツ(camarão à milanesa、カマラォン・ア・ミラネーザ)にした。
アルゼンチン・ピッカーニャ、ライス、フィレミニョンとキノコ |
ひとしきりノルデスチ料理を食べたところで、肉である。アルゼンチン・ピッカーニャ(Picanha Argentina)と、フィレミニョンとキノコ(Filé Mignon aos Cogumelos)の2品を注文すると、店員さんから「8人で2品(1品が3人前ほど)は少ないから、もう1品たのんだほうがいい。カルニ・ジ・ソウ(干し肉)はどうだ!」とすすめられる。
「カルニ・ジ・ソウは、さっきも食べたんだけど」と言ったのだが、
「大丈夫。違う調理法で出すから!」と自信をもって押し切られた。
フィレミニョン、ピッカーニャ、カルニ・ジ・ソウを1切れずつ |
そしてその3品が出てきたので、それぞれを8人分に切り分けてもらった。結果的には3品を注文して、ちょうどいいぐらいの量だった。
しかも、カルニ・ジ・ソウもたしかにおいしかった。どうもありがとう!>店員さん
朝食: ブラジル・ソーセージと玉ネギの炒め(lingüiça acebolada、リングイッサ・アセボラーダ)、クスクス(cuscuz)、ヤマイモ(inhame、イニャーミ)、チーズパン(pão com queijo、パン・コン・ケージョ)、バナナ(banana)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。今朝はクスクスよりもヤマイモを多めにしてみた。ヤマイモはゆでてるだけなんだけど、これがけっこううまいんだ。
昼食: 牛もつ煮込み(dobradinha、ドブラジーニャ)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、スイカ(melancia、メランシア)、パイナップル・ジュース(suco de abacaxi、スーコ・ジ・アバカシ)。もうひとつの主菜は鶏切り身のグリル(filé de frango grelhado、フィレ・ジ・フランゴ・グリリャード)。主菜担当のおねえさんは、私が選んだ牛もつ煮込みをたっぷりとついでくれたあと、「玉ネギも入れる?」と聞いてくれて、鶏切り身のグリルの玉ネギを、これまたたっぷりとトッピングしてくれた。
夕食: 会社の帰りに、8人で「エントリ・アミーゴス(Entre Amigos)」。お勘定は8人で780R$(約3万円)ほど。ひとり当たり98R$(4千円弱)だった。この店には、寿司や刺し身の舟盛りもあるようなので、次回はぜひそれを試してみよう!
社員食堂の朝食 |
リングイッサ・アセボラーダ |
社員食堂の昼食 |
ドブラジーニャ(牛もつ煮込み) |
「エントリ・アミーゴス」 |
飲み物はカイピリーニャ |
本日のメンバー |
カイピリーニャのナカおかわり! |
0 件のコメント:
コメントを投稿