2015年7月7日火曜日

「トマセリ」で会食


 日本から出張でやって来た3人を含む合計8人で、ピザが自慢のレストラン、「トマセリ(Tomaselli)」で会食。

 出張で海外に行くと、現地に駐在している人たちが、地元の日本料理屋に連れて行ってくれることが多かった。

 残念なことに、ここレシフェ(ブラジル北東部の州都)には、私が知っている限り、そういうレストランはない。

 寿司を出す店は多いんだけど、この寿司は完全にブラジル流。日本の寿司とはちょっと違うんだな。

 寿司はもう、ブラジルの国民食と言っていい存在になっていて、この国なりにアレンジされて、この国に定着しているのである。

 日本の国民食として、カレーライスが定着しているのと同じようなものなんだろうな。


ブラーマ生ビール(chopp brahma 300ml、6.80R$、約260円)。まずは生ビールで乾杯。ブラジルは瓶ビールも生ビールも、とてもよく冷えている。


イタリアの前菜(antipasto all'italiana、36.20R$、約1,410円)。チーズ、ハム、サラミ、オリーブなどを盛り合わせた、イタリア伝統の冷製プレート。トーストかピザビアンカが添えられる。


肉団子のスパゲティ(spaghetti con polpetti、49.70R$、約1,930円)。ミートボールの入ったポモロードソースでいただくスパゲティ。けっこうボリュームがあるんだけど、これがブラジルの1人前。


ミートローフ(polpettone、スパゲティ付き2人前、80.40R$、約3,130円)。ポモロードソース、モッツァレラ、オレガノでグラタンにしたミートローフ。2人前のこの料理には、スパゲティも2人前が添えられる。


上:ピザ・カプリチョーザ(pizza capricciosa (M)、32.40R$、約1,260円)。ハム、玉ねぎ、ゆで卵とブラックオリーブをトッピングしたピザ・マルゲリータ。

下:ピザ・マルゲリータ・クラシカ(pizza margherita classica (M)、25.80R$、約1,000円)。イタリアントマト、モッツァレラチーズ、オレガノ、バジルのピザ。


カイピリーニャ(caipirinha、8.00R$、約310円)。ビールに続いては、いつもと同じく、ブラジルの国民的カクテル、カイピリーニャをもらう。今日ももちろん砂糖抜き(sem açúcar、セン・アスーカル)である。


 カイピリーニャのナカ(カシャーサだけのおかわり)をもらいたいんだけど、カシャーサだけというのがメニュー上にない。バカルディのラムや、スミノフのウォッカ、国産のジンなどと同じく、飲みものの中では最低の値段(5.50R$、約210円)で、ドメック(domecq)というのが並んでいたので、『もしかするとこれがカシャーサかなあ』と当たりをつけて注文したら、なんと、店員さんが二人も出てきて、ひとりはブランデーグラスを傾けてもち、もうひとりがドメックを注いでくれるという大パフォーマンス。

「えぇ~っ! いったい何をたのんだの?!」

 と同行の日本人社員たちからも、おもしろがられた。


ドメック・トラジショナウ(domecq tradicional、5.50R$、約210円)。そうやってご大層に注いでくれたドメックがこれ。ブラジル・レモンが添えられている。飲んでみても、何だかわかんないけど、きらいなお酒ではない。ちょっと寝かしたカシャーサと同じようなものかなあ……。


プチ・ガトー(petit gateau、17.70R$、約690円)。そしてデザート。日本人たちに人気が高いのはプチ・ガトーである。小さなチョコレートケーキとバニラアイスクリームがセットで出される。チョコレートケーキのほうは温かくて、内部にトロリと溶けたチョコレートが入っている。アイスクリームはもちろん冷たくて、こちらにもチョコレートシロップがトッピングされている。温かいのと冷たいのを混ぜ合わせるようにしながらいただくのである。


アイスクリーム(sorvete em bolas)。1玉なら7.90R$(約310円)、2玉なら11.00R$(約430円)。2玉にしてチョコレートとイチゴを選択。コーヒー(café expresso、4.90R$、190円)とともに。軽い気持ちで2玉をたのんだら、ものすごく巨大なアイスクリームが出てきてびっくりした!


朝食: 鶏こま肉煮込み(iscas de frango ao molho、イスカス・ジ・フランゴ・アオ・モーリョ)、クスクス(cuscuz)、ヤマイモ(inhame、イニャーミ)、ハムパン(pão com mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、メロン(melão)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。事前のメニューでは、今日はキャッサバ芋(macaxeira、マカシェイラ)が出ることになっていたので楽しみにしていたんだけど、ブッフェレーンに並んでいたのはヤマイモだった。ヤマイモも嫌いじゃないんだけど、キャッサバ芋ほどのヤッター感はない。それぐらい、キャッサバ芋はうまいんです。

昼食: 牛シチュー(picadinho com legumes、ピッカジーニョ・コン・レグメス)、黒豆煮(feijão preto、フェイジョン・プレート)、豆ごはん(arroz com ervilha、アホース・コン・エルヴィーリャ)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、スイカ(melancia、メランシア)、マンゴー・ジュース(suco de manga、スーコ・ジ・マンガ)。主菜のところに、牛シチュー、チキン・グリル(frango grelhado、フランゴ・グレリャード)、煮込みステーキ(bife de panela、ビッフィ・ジ・パネーラ)の3品が並んでいる。いつも2品なのに珍しいなあ。

夕食: 「トマセリ(Tomaselli)」で会食。お勘定は8人で775R$(3万円)ぐらい、ひとり当たり97R$(3,800円)ほどだった。(本日のレート:38.92円/R$)

社員食堂の朝食
鶏こま肉煮込み
社員食堂の昼食
牛シチュー

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