2015年2月24日火曜日

太陽の肉(Carne de Sol)

社員食堂の昼食(主菜は牛干し肉)

 ブラジルでは生肉もよく食べるけど、干し肉もよく食べる。

 冷蔵庫が発明されるよりもずっと前から、長期保存のために干し肉を作るという技術が発達してきたようだ。

 今日の昼食の主菜は、カルニ・ジ・ソウ(Carne de Sol)。直訳すると「太陽の肉」ということで、牛肉に軽く塩をふって天日干しにしたもの。

 干し肉の中では、もっとも生に近い。魚介類の干し方で言うと、一夜干しってところかな。

 我われが住んでいる、ブラジル北東部の名物料理です。

 もう少し干したものがシャルキ(Charque)だ。これはアジの開きなどと同じぐらいの感じかなあ。このシャルキを英語にするとジャーキー(Jerky)。つまりビーフ・ジャーキーのことである。

 シャルキの倍ぐらい干して、さらに硬くしたものがカルニ・セッカ(Carne Seca)。魚介類なら、これはもう棒鱈(ぼうだら)なみか。

 生の魚介類もうまいが、干した魚介類もまた、それとは違ううまみがあるように、干した牛肉も、生の牛肉にはない味わいがあって、とても美味しいし、おもしろい。


朝食: 牛煮込み(Guisado、ギザード)、クスクス(Cuscuz)、さつま芋(Batata doce、バタタドーシ)、ハムパン(Pão com Mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、スイカ(Melancia、メランシア)、カフェオレ(Café com Leite、カフェ・コン・レイチ)。ギザード(Guisado)というのは、シチューのことなんだけれど、具材のほとんどが牛肉。牛煮込みに、ニンジンがちょっとだけ入っている感じだ。

昼食: 牛干し肉の玉ネギ炒め(Carne de Sol Acebolada、カルニ・ジ・ソウ・アセボラーダ)、茶豆煮(Feijão Mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ごはん(Arroz、アホス)、スパゲティ(Macarrão Espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(Salada)、パパイヤ(Mamão、ママオン)、マンゴージュース(Suco de Manga、スーコ・ジ・マンガ)。

夕食: オニオングラタンスープ(インスタント)とハムパン2個、カシャーサ(銘柄はPitú、ピトゥ)の青汁割り。ハムパンのハムはモルタデーラ(Mortadela)。日本では、ボローニャソーセージとも呼ばれているもので、豚肉と脂身を混ぜて蒸したもの。チーズ系のスープによく合う!

社員食堂の朝食
アパートで夕食

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