社員食堂の昼食(主菜は牛干し肉) |
ブラジルでは生肉もよく食べるけど、干し肉もよく食べる。
冷蔵庫が発明されるよりもずっと前から、長期保存のために干し肉を作るという技術が発達してきたようだ。
今日の昼食の主菜は、カルニ・ジ・ソウ(Carne de Sol)。直訳すると「太陽の肉」ということで、牛肉に軽く塩をふって天日干しにしたもの。
干し肉の中では、もっとも生に近い。魚介類の干し方で言うと、一夜干しってところかな。
我われが住んでいる、ブラジル北東部の名物料理です。
もう少し干したものがシャルキ(Charque)だ。これはアジの開きなどと同じぐらいの感じかなあ。このシャルキを英語にするとジャーキー(Jerky)。つまりビーフ・ジャーキーのことである。
シャルキの倍ぐらい干して、さらに硬くしたものがカルニ・セッカ(Carne Seca)。魚介類なら、これはもう棒鱈(ぼうだら)なみか。
生の魚介類もうまいが、干した魚介類もまた、それとは違ううまみがあるように、干した牛肉も、生の牛肉にはない味わいがあって、とても美味しいし、おもしろい。
朝食: 牛煮込み(Guisado、ギザード)、クスクス(Cuscuz)、さつま芋(Batata doce、バタタドーシ)、ハムパン(Pão com Mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、スイカ(Melancia、メランシア)、カフェオレ(Café com Leite、カフェ・コン・レイチ)。ギザード(Guisado)というのは、シチューのことなんだけれど、具材のほとんどが牛肉。牛煮込みに、ニンジンがちょっとだけ入っている感じだ。
昼食: 牛干し肉の玉ネギ炒め(Carne de Sol Acebolada、カルニ・ジ・ソウ・アセボラーダ)、茶豆煮(Feijão Mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ごはん(Arroz、アホス)、スパゲティ(Macarrão Espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(Salada)、パパイヤ(Mamão、ママオン)、マンゴージュース(Suco de Manga、スーコ・ジ・マンガ)。
夕食: オニオングラタンスープ(インスタント)とハムパン2個、カシャーサ(銘柄はPitú、ピトゥ)の青汁割り。ハムパンのハムはモルタデーラ(Mortadela)。日本では、ボローニャソーセージとも呼ばれているもので、豚肉と脂身を混ぜて蒸したもの。チーズ系のスープによく合う!
社員食堂の朝食 |
アパートで夕食 |
0 件のコメント:
コメントを投稿