社員食堂の昼食 |
ブラジルの食事は基本的にワン・プレート。
ブッフェ・レーンに並んでいる料理を、ひとつのお皿の上に、順に盛り付けていきます。
私も含む多くの日本人は、ピザを切り分けるときのような感じで、想像の上でお皿をなんとなく分割しておいて、その分割された空間ごとに、ごはんをついだり、スパゲティをついだり、サラダをついだりと、できるだけそれぞれの料理の味が混ざらないようにつぎ分けていきます。
ところが、かなり多くのブラジル人はそうではありません。
まずお皿全体に煮豆(フェイジョン)をつぐ。その上に、これまたお皿全体にごはん(アホス)をつぐ。さらにその上にスパゲティを、その上にサラダを、とつぎ足していって、最後に一番てっぺんに今日の主菜をのせてもらうのです。
そう! まるで広島風お好み焼きのように、食材ならぬ、料理そのものが層状に重なっていくのです。
これをナイフとフォークでかき混ぜるようにしながら、ワッシワッシと口の中に放り込んでいく。
見ていて気持ちがいいほどの勢いだ!
我われのように、お皿の上に角度ごとにつぎ分けていても、お腹に入ってしまえば彼らと同じようなものなんだけれど、それでもやっぱり一つ一つの料理を味わいたいですよねえ。
朝食: ポルトガル・ソーセージ(Salsicha à Portuguesa、サウシーシャ・ア・ポルツゲーザ)、山芋(Inhame、イニャーミ)、チーズパン(Pão com Queijo、パン・コン・ケイジョ)、バナナ(Banana)、カフェオレ(Café com Leite、カフェ・コン・レイチ)。山芋、久しぶりだなあ。山芋の淡白な味わいと、ポルトガル・ソーセージの煮汁(Molho、モーリョ)がよく合う。
昼食: 豚ロースの玉ネギ炒め(Copa Lombo Acebolado、コパ・ロンボ・アセボラード)、黒豆煮(Feijão Preto、フェイジョン・プレート)、ごはん(Arroz、アホス)、スパゲティ(Macarrão Espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(Salada)、パパイヤ(Mamão、ママオン)、カシュージュース(Suco de Caju、スーコジ・カジュー)。同じ職場のN君が、もうひとつの主菜、牛肉とサツマイモの煮込み(Picadinho com Batata doce、ピカジーニョ・コン・バタータドーシ)を選んでいたので、ひと口もらった。こっちも美味い。今日の主菜は両方とも肉がやわらかい。
夕食: ブラジルで日本式の農業を広めている春田さんが、アパートのみんなに野菜(大根、きゅうり、セロリ)を持ってきてくれたので、さっそくマヨキューにして、みそ汁、ハム&チーズパンと一緒にいただいた。
社員食堂の朝食 |
アパートで夕食 |
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