2014年9月24日水曜日

煮たマカセイラ(キャッサバ芋)は選別が大事

社員食堂の朝食(左下がマカセイラ)

 社員食堂の朝食メニューがマカセイラ(キャッサバ芋)のときは、ブッフェ・レーンに長い行列ができる。

 ゆでたマカセイラは、煮汁ごと深めのバットで、ブッフェ・レーンに並べられている。

 このバットの中のマカセイラを、ほとんどの人が1個1個フォークで突き刺したりしながら、じっくりと選ぶので、ものすごく時間がかかるのである。

「どれでも似たようなもんじゃん」

 そんな思いから、私はいつも、目についたものをチャチャッと取るようにしていた。

 見た目はどれもこれも、それほどの違いはないのだ。

 ところが!

 今朝チャチャッと取ってきたマカセイラは、大きく外れましたねえ。

 中まで完全に火が通ってなくて、芋がコリッと硬いのです。こうなると全然おいしくない。

 マカセイラのいいところは、ねっとりとした食感と、ほのかに広がる甘み。

 そのねっとり感が、里イモほど強くなく、ジャガイモほど弱くなくてちょうどいい。

 甘みもサツマイモほど強くなく、ジャガイモほど弱くなくて、これまたちょうどいい。

 これが地元の人たちをして、「いくらでも食べられる」と言わせるほどのマカセイラの人気の理由なんだろうと思います。

 でも火が通ってないマカセイラは、火が通ってないジャガイモとほとんど同じ。食感も悪ければ、甘みもない。

 みんな、この状況を避けるために、いくつもの芋にフォークを突き刺しながら、火の通り具合を確認してたんだな。

 私も今度からはフォークを使って、じっくりと選ぶことにしよう!


朝食: 干し肉煮込み、マカセイラ(キャッサバ芋)、モルタデーラ入りパン、スイカ、カフェオレ。

昼食: 魚のグラタン、フェイジョン(茶豆)、アホス(ごはん)、スパゲティ、サラダ、メロン、ジュース。主菜は「喜びの魚(Peixe à delícia)」という名前の魚のグラタン。これが本当においしくて大喜びした。

夕食: 今週からうちのアパートに引っ越してきたIさんと、目の前の公園にある屋台、「シュハスキーニョ・バイアーノ」で一献。いつものようにビールとカルジーニョ(小さい煮込み)から始めて、ミックス(牛・鶏・腸詰)、コラソン(鶏ハツ)、マミーニャ(やわらかい牛肉)などをもらう。今日はカシャーサが売り切れていて、おかみさんにすすめられるままに、アウカトラン(Alcatrão、5R$、225円)というカクテルをもらう。アウカトランを直訳するとタールだけに、どろりとした黒い飲み物なんだけど、これが甘い! でも、塩味の焼肉とはよく合う。公園では、地元の若者たちの殴り合いのケンカや、おまわりさんの仲裁なんかもあったりして、いつもとはまた違う屋台酒が楽しめた。お勘定は二人で38R$(1,710円)。ひとり当たり19R$(855円)という安さだった。

社員食堂の昼食
屋台で、まずは煮込みとビール
初めて飲んだアウカトラン
マミーニャとコラソン

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