なんと、今日(6月21日)はイマムの誕生日。ブラジルで迎える誕生日となりました。
おめでとう! キンキンに冷えたリキュールで乾杯です。
そういえば5年前、呉(広島県)に飲み仲間が集まったときも、ちょうどナオちゃんが誕生日だったなあ。
倉嶋編集長&イマムと過ごす2泊3日は、あっという間に過ぎ、レシフェで最後の午餐(ごさん)会を兼ねたお誕生会である。
このときを過ごすお店は、お二人が渡伯されるという話を聞いたときから決めていた。「レシフェで一番おいしい」と評判のステーキハウス「スペッタス(Spettus)」である。
この店は、うちのアパートから、歩いて10分もかからない。
ステーキハウスといいながらも、その肉は、シュハスカリア(=シュラスコ専門店)と同じように、次々に席まで持ってきてくれるものから選べばいいので、あれこれと注文をする必要がない。
食べ放題でどんどん出してくれるのは各種ステーキとシュラスコ。
ステーキは、その場で欲しい大きさにカットしてお皿においてくれるし、シュラスコも、自分が欲しい量を目の前で切り分けてくれる。
だから、ちょっとずつ、いろんな種類の肉を楽しむことができるのだ。
さらに、これまた取り放題のブッフェには、サラダはもちろん、刺身や寿司、ロブスター、エビ、貝やタコなどなどが、ずらりと並んでいて、このブッフェだけでも、十分に満腹になりそうな勢いだ。
で、飲みものはというと、最初の生ビールでの乾杯に続いてもらったのは、ブラジルといったらこれ! カイピリーニャだ。
カシャーサに、ブラジル・レモンを搾り入れ、砂糖と砕いた氷を入れて混ぜ合わせたらできあがり。砂糖が溶けにくいからなのか、シェイクして仕上げてくれる店も多い。
実はこのブラジル・レモンが、このカクテルの決め手なのだ。
ブラジル・レモンは、緑色の状態で収穫するレモンで、日本の黄色いレモンに比べると甘味も酸味も少ない。
そして皮は緑で、搾り汁が黄色っぽいので、できあがったカクテルは、緑と黄色のブラジル・カラーになるのである。
レシピどおりに作ると、我われ呑兵衛(のんべえ)には、ちょっと甘すぎるカクテルなので、注文するときに砂糖抜きにしてもらうと、ビシッとドライな、実に呑兵衛向きのカクテルに仕上がる。
そんな砂糖抜きのカイピリーニャをおかわりしつつ、さらには「牛みたいに、胃袋が何個もあればいいのに」などと言いつつ、出てくる肉を食べる食べる食べる。
そこへ登場したのが、冒頭のリキュールである。
まわりに氷の塊が付いたリキュールの瓶を持って各テーブルを回り、欲しいという人に注いでくれる。
「イマムのお誕生日なので、リキュールで乾杯しよう!」
我われ3人も、そのリキュールをもらうと、高~い位置からツツツゥ~ッと注いで、グラスいっぱいのところでピタリと止めるスゴ技である。
「これ以上はもう食べられない!」
というほど肉を食べたんだけど、デザートは別腹。これもたっぷりといただいて、イマムのお誕生会と、レシフェで最後の午餐会を終えたのだった。
イマムのお誕生会なのに、無粋(ぶすい)な話ではありますが、この店のお勘定はみんなで608.74R$(約24,300円、サービス料込み)。ひとり当たりで計算すると202.91R$(約8,100円)。内訳でいうと、食事代が100.00R$で、残り約100.00R$が飲み物とデザートだ。
これがレシフェでも最高級と言われている店の客単価なんだから安いでしょう?!
それでも客単価が200.00R$というのは、こっちでは、みんなが「うわぁ~っ!」と驚くような高さなんですよ。
なにしろふだんは、ひとり当たり20.00~30.00R$(千円前後)ぐらい、レストランの宴会のときでも、ひとり80.00R$(約3,200円)ぐらいで飲んでますからねえ……。
呑兵衛には実にありがたい街なのである。
アパートに戻って荷造りを終えた後、アパート最上階(28階)のI重さんの部屋に、I和泉さんも集まってくれて、この旅を締めくくるカイピリーニャで乾杯!
あぁ、なんて楽しい3日間であったことよ。
地球上ではこれ以上に遠いところはないところまで、一緒に飲みに来てくれた酒友ふたりに感謝してもしても、しきれない。本当にありがとうございます。
そして、そのお二人に、お土産やビデオメッセージを託してくれた、古典酒場座談会メンバーの余語さん、橋本先生、藤原さん、そしてやなちゃん。ありがとうございました。
ここちきさん、キティちゃんも、ありがとうね!!
みなさんとまた、日本でご一緒できることを楽しみにしています!
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