2015年6月23日火曜日

牛干し肉と玉ねぎの炒め

社員食堂の昼食

 今日の社員食堂の昼食。主菜は「牛干し肉と玉ねぎの炒め」。

 ブラジルの家庭では、干し肉がまったく出ないという日は少ないんだそうで、スーパーの売場にも干し肉がずらりと並んでいます。

 西日本で「肉と言えば牛肉」というのと同じように、ブラジルでも肉(carne、カルニ)と言えば、それは牛肉のことを指します。

 干し肉も、たんに干し肉と言えばそれは牛肉を干したもの。

 ただその干し具合(乾燥の度合い)によって、その呼び名が変わります。

 一夜干し程度に軽く干したものはカルニ・ジ・ソウ(carne de sol)、半乾燥まで進むとシャルキ(charque)、より乾燥が進むとカルニ・セッカ(carne seca)となります。

 カルニ・ジ・ソウはそのまま使いますが、シャルキとカルニ・セッカは、調理する前に水に戻して、塩抜きをしてから使います。

 冷蔵庫なんてない時代から、こうして肉を保存してきたんですね。

 今日の干し肉はシャルキ。

 ほとんどの人は肉だけをもらうんだけど、一緒に炒めた玉ねぎがまたうまいんだ。

「玉ねぎは?(Cebola? セボーラ?)」と聞かれたので、「はい(Sim, シン)!」と答えると、肉の上にたっぷりと玉ねぎをのせてくれた。


朝食: 牛肉煮込み(guisado、ギザード)、クスクス(cuscuz)、トウモロコシの甘いスープ(munguzá、ムングザ)、ハムパン(pão com mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、パパイヤ(mamão、ママォン)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。今朝の主菜の「ギザード(guisado)」というのは、本来は「シチュー」という意味。でも牛肉以外の具材はほとんど入っていないので、いつも「牛肉煮込み」と紹介してきた。今朝の煮込みには、ニンジンがけっこう入ってて「シチュー」みたいだ。バスが遅れてて、いつもよりも到着が15分ほど遅れたせいで、鍋の下のほうに隠れていたニンジンが出てきたのかもね。

昼食: 牛干し肉と玉ねぎの炒め(charque acebolado、シャルキ・アセボラード)、フェイジョン・トロペイロ(feijão tropeiro)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、バナナ(banana)、アセロラ・ジュース(suco de acerola、スーコ・ジ・アセローラ)。ブラジルの干し肉は、一夜干しレベルのカルニ・ジ・ソウ(carne de sol)から、ビーフジャーキー(半乾燥)レベルのシャルキ(sharque)、そしてしっかりと乾燥させたカルニ・セッカ(carne seca)まで、3段階のものが存在します。そのそれぞれに、それぞれの味わいがあるのがおもしろい。今日の主菜は半乾燥のシャルキを、玉ネギと一緒に炒めたもの。噛みしめるほどに深い旨みが出てきます。

夕食: 明日、6月24日(水)は「サンジョアン記念日」という祝日で休み。たまには週のまん中に休日があるのもいいもんだ。まずはミックスナッツ(日本製)をつまみに缶ビールで始めて、ブラジルの塩ピーナッツでもう1本。飲みものをカシャーサの青汁割りに切りかえて、朝のハムパン2個で〆。目覚ましをかけずに、ゆっくりと眠りますか!

社員食堂の朝食
日本のミックスナッツで缶ビール
ブラジルの塩ピーナッツでもう1本
〆はハムパンでピトゥの青汁割り

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