2015年1月1日木曜日

浅海(愛媛)のお雑煮


 新しい年、2015年を迎えました。

 正月の楽しみのひとつが、お雑煮。

 おせち料理をつまみに、お屠蘇代わりのお酒を飲んだあと、〆の食事とつまみを兼ねていただくお雑煮がうまいんだ。

 今日のお雑煮は、私の出身地、愛媛のお雑煮風。

 干した穴子の出汁(だし)に、小さく切った豆腐や、それぞれ千切りにしたゴボウ、大根、ニンジンが入る。

 最大の特徴は、『お福さん』という、「もち米」と「うるち米」を混ぜて作ったお餅が入っていること。

 粘り気のあるお餅の中に、粒々と普通のごはん(うるち米)っぽい部分が残っていることで、圧倒的に食べやすくなり、5個くらいはスルッと食べることができる。

 冷たいおせち料理を食べたあとだけに、このお雑煮の温かさが心地よい。

 東京はもとより、うちの田舎のほうでも、最近は干した穴子が手に入らないんだそうで、昔の味をそのまま再現することはむずかしくなっているのが残念だ。


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