2014年11月7日金曜日

働かなくても生きていける



 我われが住み、働いているブラジル北東部の街は、ブラジルの地図で見ると、もっとも右端(東側)に突き出している部分です。

 南緯8度ぐらいに位置するこの場所は、年間を通じて初夏の陽気。

 1年中、最低気温は23℃ぐらいで、最高気温は29℃ぐらい。

 ずっと海風(貿易風)が吹いていることもあって、日本の夏よりも、あきらかに涼しいです。

 こんな気候なので、人間や動物も暮らしやすいし、植物も生長しやすい。

 キャッサバ芋や果物はいつでもなってるし、必要ならば肉もすぐ手に入る。

 その辺で寝たとしても、けっして凍死をしたりすることはないので、みんな、なんだかとってもゆったりと暮らしています。

 ポルトガル人がブラジルを発見したのは1500年のこと。

 その後、ここ北東部にサトウキビが持ち込まれ、奴隷を使った大規模なプランテーションがはじまったんですね。

 生活に困ることがないこの辺の人たちは、働くという文化や概念があまりなかったので、プランテーションの労働力として、アフリカ大陸から奴隷が連れてこられたという説もあるぐらい、働かなくても生きていける土地なのでした。


朝食: 塩漬け牛肉煮(シャルキ・ア・ブレジェイラ)、クスクス、ハム入りパン、パパイヤ、カフェオレ。肉の塩漬け(シャルキ)は、脱水することによって腐敗を遅らせるということの他に、塩の熟成作用で肉の旨味が引き出されるというメリットもあって、とても美味しいのです。

昼食: 金曜日なのでフェイジョアーダ。タンジェリン・ジュースとスイカを添えて。我われの前にこのテーブルに座っていた人たちが、残っていたコカ・コーラをくれた。昼食のときに、グループでコーラやファンタの2リットルボトルを買って飲む人も多いのです。

夕食: となり町、カンディアスのショッピングモールに買い物に行き、その途中でスムージーを飲んだりしていたら、夕食を食べるタイミング逸してしまい、夜になった。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食

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