2015年4月6日月曜日

朝食は定番メニューのローテーション

社員食堂の朝食は、牛煮込みとクスクス

「毎朝、同じような朝食で飽きない?」

 という質問をよくいただく(私と同じ会社の日本人&ブラジル人社員からもよくいただく)んだけれど、まったく飽きないんですねえ、これが。

 考えてみると、ブラジルに来る前に、横浜に単身赴任しているときだって、ほとんど毎日が、社員食堂の『天玉そば』か、「すき家」の『まぜのっけごはん朝食』。その2つのうちの1つだった。

 だから人手不足で「すき家」が休店したときには、本当に困ってしまった。

 このとき、その代わりとして行くようになったのが「松屋」だった。

 「松屋」では、朝定食の1つである『ソーセージエッグ定食』にすっかりはまってしまい、ここでもまた社員食堂の『天玉そば』か、「松屋」の『ソーセージエッグ定食』かという、二者択一的な朝食パターンとなったのだった。

 そういった横浜での単身赴任の朝食に比べれば、今のほうがまだバラエティに富んでいると言える。

 社員食堂の朝食は、ほぼ定番のものが、くるくるとローテーションしながら登場する。

 主食(炭水化物が豊富なエネルギーの供給源)となるのは、クスクス(キャッサバ粉とトウモロコシ粉で作ったそぼろ)、キャッサバ芋、山芋、そしてときどきサツマイモやポレンタ(トウモロコシの練り物)、ムングザ(甘くてどろりとしたコーンスープ)。

 中でも、もっとも登場頻度が高いのはクスクスだ。

 クスクス→他の主食→クスクス→他の主食→……

 といった感じで、2回に1回はクスクスが出てくる感じ。

 特にサツマイモ、ポレンタ、ムングザが出るときは、それだけがブッフェレーンに並ぶことはまずなくて、同時にクスクスも置かれていて、どっちかを選べるよう(両方をつぐのもOK)になっている。

 いっぽう、主菜(たんぱく質、脂質などの供給源)はというと、牛煮込み、鶏煮込み、豚腸詰、そして煮込みソーセージのローテーションとなる。

 もっとも登場頻度が高いのは、やっぱり牛煮込みだ。

 牛煮込み用の肉を細かく分けると生肉、干し肉、ひき肉と3種類あって、対する鶏煮込み、豚腸詰、ソーセージは、それぞれ1種類しかないので、これまたどうしても2回に1回は牛煮込みが出てくる計算になる。

 これに果物とカフェオレが付く。(ハムパンかチーズパンも付くんだけれど、主食過多になるので、朝はパンを食べないようにしている。)

 朝はあまり時間がないので、あれこれと考えるよりも、スッと出てきてサッと食べられる朝食が、なによりもうれしいよね!


朝食: ミックスシチュー(guisado misto、ギザード・ミスト)、クスクス(cuscuz)、チーズパン(pão com queijo、パンォ・コン・ケージョ)、スイカ(melancia、メランシア)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。先週の4連休明けの朝食が大好物のシャルキ(塩漬け干し肉)の煮込みだったに続いて、今週の3連休明けの朝食は、ミックスシチューだ。ミックスシチューと言いつつも、その具材のほとんどは、やっぱりシャルキ(塩漬け干し肉)だ。これで週の初めからテンションアップだね。朝食の主食として登場頻度の高いクスクスは、キャッサバ粉とトウモロコシ粉で作ったそぼろ。キャッサバ芋は、本当にいろんなところに登場するのである。

昼食: リスボン風レバー炒め(iscas de fígado à lisboeta、イスカス・ジ・フィガード・ア・リスボエータ)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、メロン(melão)、アセロラジュース(suco de acerola、スーコ・ジ・アセローラ)。いつもたっぷりとついでくれる牛レバー。今日のおばちゃんは、とっても気前がよくて、まさにてんこ盛り状態についでくれた。いつもはレバーばっかりだけど、今日のは玉ネギやニンジンも入っているのがうれしい。これが鮮度の高い、プリップリの豚レバーだったら、さらにうれしいのになあ。

夕食: 朝のチーズパンで、カシャーサ51の青汁割りを飲んだあと、玉ねぎのお吸い物で「黒伊佐錦」ロック。お吸い物は、麺つゆをのばして作ったもの。これがすごくうまいっ。出汁(だし)の味がいいんだね。これだけで焼酎が進む進む。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
カシャーサ青汁割りでチーズパン
黒伊佐錦ロックでお吸い物

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