2015年8月22日土曜日

タコが食べたくて……


 なんだかタコが食べたくなって、ひとりでフラフラと、アパートのすぐ近くにある魚介類が売りのレストラン、「グァイアムン・ジゲンチ(Guaiamum Gigante)」に出かけた。

 こっちに来て間もないころ、この店の屋外席に、同じ職場のMルシオさんと、Tアゴさんが座り、タコとエビの刺身っぽい小皿をつまみに飲んでいるところに出くわしたことがあった。

 「一緒に飲もう」と誘ってくれたんだけど、ちょうど日本食材店からの帰りで、豆腐や納豆などの、要冷蔵食品を持っていたため、そのときは一緒に飲むことができなかったのだった。

 そのときのタコとエビの刺身っぽい料理を思い出して、この店にやって来たのである。

明石の近海タコ刺身(剣@都立家政)

 頭の中に描いている「食べたいタコ」のイメージは、日本で食べるタコ刺身のようなもの。

 席に着いて、メニューを出してもらうのと同時に、まずは生ビール(7.00R$、245円)を出してもらって、のどを潤しながら、タコを探す。

 あれ? ないなあ……。

 メニューにあるタコ料理は、「タコとエビの酢の物(Mix de Polvo e Camarão ao Vinagrete、ミクシ・ジ・ポウヴォ・エ・カマラォン・アオ・ヴィナグレッチ、70.00R$、2,446円)」と「タコとエビのニンニク油炒め(Mix de Polvo e Camarão ao Alho e Óleo、ミクシ・ジ・ポウヴォ・エ・カマラォン・アオ・アーリョ・イ・オレオ、70.00R$、2,446円)」、そして「タコのココナッツ・ソース煮(Polvo ao Coco、ポウヴォ・アオ・コーコ、72.00R$、2,515円)」の3品のみ。

 値段から見ても、大量に出てきそうな感じがする。

 念のため、店員さんに聞いてみると、これらの料理はすべて2人前だという。

 「少しだけっていうのはないの?」と聞くと、店員さんも一緒になってメニューを探してくれた。しかしながら、「少量のエビ」とか「小さいカニ」みたいなのはあるものの、タコはどう探しても、やっぱりさっきの3品しかなことが判明。

 せっかくここまで来て、タコ以外の料理を食べるというのもシャクなので、がんばって2人前にチャレンジすることにして、「タコとエビの酢の物」を注文。

 すると、どーんと出てきたのは、もし丼鉢(どんぶりばち)についだとすると、軽く3~4杯分ぐらいが山盛りになりそうなほど大量の酢の物だ! すごぉ~いっ!

 カイピリーニャ(カシャーサとブラジルレモンのカクテル、8.00R$、279円)を、砂糖抜きでもらって、チビリチビリとやりながら、酢の物もチビリチビリ。

 あ~ぁ、期待していたとおり、タコがうまい!


 2杯めのカイピリーニャをもらうころには、お皿も半分ぐらいまで食べ進んだが、もうお腹がいっぱい。

 これまでは、タコもエビも、そしてヴィナグレッチ(刻んだトマトや玉ネギなどの酢の物)も、すべて一緒に食べてきたのだが、ここから方針変更。タコとエビを選んで食べるようにして、野菜は後回しにすることにした。

 つまり「タコとエビとは、絶対に残さないようにしよう!」ということですね。

 この料理、ゆでてひと口大に切ったタコと、ゆでて殻をむいたエビは温かくて、一緒に混ぜ込むヴィナグレッチが冷えている。

 だから、最初はあったかい感じのタコとエビが楽しめ、時間が経つとだんだんと冷めてきて、日本風のタコとエビの酢の物のようになっていく。冷めてもおいしいのがいいですね。

 がんばって、タコとエビはなんとか食べ終えたんだけど、ヴィナグレッチ(野菜の部分)は残ってしまいました。残念!

 呑兵衛(のんべえ)が大好きな、「少量ずつ多種類」という望みは、ブラジルではなかなか、かないませんねえ。


朝食: チキンラーメン。ゆで卵と、乾燥ネギをたっぷりとトッピング。チキンラーメンは、定期的に食べたくなる一品。「まごころ通信」で購入してストックしている。

昼食: 明日(日曜日)は、会社の行事で外出する予定なので、今週は土曜日が「ガレート・ペキン(Galeto Pekin)」の日になった。I重さん、S木さん、S田さんと4人で、いつもどおり、ひとりあたり「ボヘミア(Bohemia)」(ビール大瓶、8.00R$、279円)1本と、手羽焼き(1.00R$、35円)8本ずつで、お勘定はひとり16.00R$(559円)。安心の美味しさだ。

夕食: 急にタコが食べたくなって、ひとりで「グァイアムン・ジゲンチ(Guaiamum Gigante)」。生ビールから始まって、タコ料理とカイピリーニャ2杯、最後は甘いコーヒー(4.00R$、140円)で〆て、お勘定はサービス料10%を含み106.70R$(3,728円)。帰り道にふらりと屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」。、カニーニャ(3.00R$、105円)2杯と、キャッサバ芋(マカシェイラ)のカップスープ(カウジーニョ、3.00R$、105円)1杯で、お勘定は9.00R$(314円)。タコでお腹がいっぱいで、看板メニューのシュハスキーニョ(串焼き肉)が食べられなくて、ごめんなさい。(本日のレート:34.94円/R$、ブラジルに来て初めての34円台突入だ!)

朝はチキンラーメン
昼は「ガレート・ペキン」
I重さん、S木さん、S田さん
手羽焼きと、各種サービス品
夜はまず生ビールから
カイピリーニャ
タコとエビの酢の物
コーヒーで〆
「シュハスキーニョ・バイアーノ」
カップスープでカシャーサ

0 件のコメント:

コメントを投稿