2015年8月23日日曜日

善い行いをする日

地元の小学生と一緒に記念写真

 日曜日の今日は、「善い行いをする日(Dia Do Bem Fazer、ジア・ド・ベン・ファゼール)」。

 会社の人たちと一緒に、大型バス4台ぐらいに分乗して、会社の近くにある村、フロポリス(Rurópolis)にやってきた。



 ここで、地元の人たちと一緒に、折り紙や、けん玉を楽しんだり、遊具付きの公園を作ったりするのである。


 それらの行事は、村の小学校や、協会など、数ヶ所で開催するのだが、開始前から地元の子供たちがたくさん集まってきてくれた。


 大勢の村人たちも見守るなか、半日間の行事が始まった。


 会社の女性陣も、今日は浴衣(ゆかた)を着たり、法被(はっぴ)を着たりして、イベントを盛り上げてくれている。

 私の担当は、「折り紙(大人向け)」のコーナー。

 折り紙は、子供向け、ティーンエイジャー向け、大人向けという3つの会場があって、それぞれ3人ぐらいずつの日本人社員が割り当てられているのだ。

『大人向けって、大人が折り紙なんかしにきてくれるんだろうか……』

 なんて思いながら、会場となっている協会に行ってみると、すでに大勢の大人たちが、ところ狭しと集合している。

 おじいちゃんや、おばあちゃんも、たくさん参加してくれていて、しかも折り紙にも真剣に取り組んでくれるのがうれしいなあ。


 新聞紙を使って、一緒にカブトを折ったら、さっそくそれをかぶって、得意げな笑顔である!


 最後は、できあがった折り紙の審査会。拍手が多い人が優勝するんだけど、これまたみんなが盛り上がること、盛り上がること。

 さすが、ブラジルだなあ。


 折り紙が終わったので、他のところも見学に行ってみる。

 朝から取り組んでいた、「遊具付きの公園」造りも一段落したようだ。


 この公園造りを担当したメンバーは、朝からすっかり肉体労働だったそうである。

 でも、子供たちが、こうして楽しそうに遊んでいる様子を見ると、疲れもふっとぶよね。


 その子供たちは、日本人とみると、「名前を書いて!」と寄ってくる。

 「自分の名前を、日本語(カタカナ)で書いてもらおう」というのもイベントのひとつなのである。

 なかには、「服に書いてほしい」と言ってきたり、「おでこに直接書いて!」なんて子までいる。


 人なつっこいのは子供だけではない。大人も、「小鳥を飼ってるんだ。ちょっと見てくれ!」と、家の中から鳥かごを持ってきて、自慢げに見せてくれる。


 最後は、このイベントに参加した社員たちが、各人のサインを集会所の壁に書き残して解散。

 善い行いをしにきたつもりが、逆にこちらが大いに癒(いや)された1日となった。


朝食: 朝5時40分に出発なので、ハムパンと、作り置きしていたゆで卵、そして温かいマテ茶で朝食とする。

昼食: イベント会場で、ホットドッグとジュースで昼食。ホットドッグの中身は、ひと口大にカットしたソーセージを煮たもの。

夕食: ピーナッツと野菜炒めをつまみにビール。野菜炒めは乾燥野菜を戻して、ブラジル・ソーセージ(カラブレーザ)と一緒に炒めたもの。カラブレーザの塩っけが多いので、他に調味料はいらない。最後にごはんと、みそ汁(野菜、豆腐、油揚げ)、タクアン漬けで〆。

アパートで朝食
アパートで夕食
野菜カラブレーザ炒め
ごはん、みそ汁、たくあんで〆

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