2015年5月10日日曜日

クックドゥ麻婆豆腐


 百円ショップで売ってる二人用の小さいクックドゥが、単身赴任者用にぴったりだという話を聞いて、年末年始の一時帰国のときに、いろんな種類の二人用クックドゥを買い込んできた。

 ところがである。

 そのクックドゥで指定されている、日本ではごくありふれた食材が、ブラジル(都会はさておき、私が暮らしているレシフェ)では手に入らない。

 豆腐を買ってきたので、クックドゥの麻婆豆腐を作ろうと、箱の裏側のレシピを確認。

 豆腐1/2丁の他に、豚ひき肉40g、白ネギ1/6本(15g)が要るという。

 この豚ひき肉がないんだな。

 牛ひき肉は売ってる。でも、いちばん小さいパックでも600gほどある。こんなの買ったら、毎日のように牛ひき肉ばっかり食べないといけない。

 豚ひき肉はないので、当然のごとく、合い挽き肉もない。

 豚ひき肉が入らない赤身中心の牛ひき肉は、火が通るとパサパサになるのだ。

 けっきょく今日は、ビーフストロガノフ用の牛細切り肉(100g)で麻婆豆腐を作った。

 これが予想外にいけて、焼酎ロックが進んでしまった。


朝食: 昨日、日本食材店「オリエンタル」で豆腐と納豆を買ってきたので、久しぶりにごはんを炊いて、親子豆腐(冷奴1/4丁+納豆1/3パック)、目玉焼き(1個)、そして松山揚げ(1枚)と玉ねぎ(1個)、豆腐(1/4丁)のみそ汁で和朝食にする。う~ん。ブラジル料理も好きだけど、たまには和食もええのお。ちなみに、上の分量で4人前のみそ汁(水800ml、出汁の素1スティック、味噌大さじ3)ができる。これを冷蔵庫に保存して、温め直しながらいただくのである。味にうるさいS木さんなどは、みそ汁は1杯分ずつ、その都度つくるんだそうな。「みその風味が違うからね」。たしかにそうなんだけれど、毎回つくるのがめんどくさいので、ついつい大量に作ってストックしてしまうのである。ちなみに、ごはんも2合分を炊いて、いま食べない分は冷凍保存している。

昼食: 日曜日の昼は、11:30にアパート(=日本風に言うとマンション)の1階ロビーに集まって、「ガレート・ペキン(Galeto Pekin)」に行くのが定番になってきた。今日、集まったのはS木さんとI重さん。まずは「ボヘミア(Bohemia)」(ビール大瓶、8.00R$、322円)を2本もらって乾杯し、手羽焼き(1本1.00R$、40円)をひとり当たり4本ずつ(合計12本)。ポテトフライとヴィナグレッチ(刻んだ野菜のマリネ)、ファロッファ(炒めたキャッサバ粉)はサービスで出してくれる。昼から飲む、キンキンに冷えたビールが美味しいね。こっちのビールは、まるで水のように軽い。でもアルコール度数は日本のビールと変わらないので、飲みやすさに任せてグイグイいくと、けっこう酔っぱらう。第2巡めとして、さらに手羽焼きをひとり4本ずつ(合計12本)と、「ボヘミア」をもう1本追加すると、ポテトフライ、ヴィナグレッチ、ファロッファもおかわりを持って来てくれた。今日は、いつにも増して、サービスたっぷりだ。このサービスたっぷりのおかげで、いつもよりも満腹になって、お勘定は3人で48.00R$(1,933円)。ひとり当たり16.00R$(644円)だった。どうもごちそうさま。「ガレート・ペキン」から帰ったあと、ゆっくりとハンモックに揺られるのも、日曜の午後の楽しみなのだ。

夕食: 豆腐の残り1/2丁を使って、麻婆豆腐(まーぼーどうふ)を作る。豚ひき肉は、こっちでは売っていないので、肉は前に買って冷凍保存している牛肉細切り(本来はストロガノフ用、100g)を使う。味付けはクックドゥ四川式麻婆豆腐用」(2人前用の小さいパック)。牛肉を炒め、クックドゥを入れて混ぜ、1.5センチ角に切った豆腐を加えて混ぜ、刻みネギをパパッと入れたら、もうできあがり。四川(しせん)式のピリ辛味がいいね。半分ぐらいをつまみにして飲んで、残る半分は熱々ごはんにのせて食べようと思っていたのに、ぜ~んぶつまみとして食べてしまった。ちょっと飲み足りないので、温め直した朝のみそ汁で、芋焼酎ロックをもう1杯。の~んびりとした日曜の夜である。

アパートで和朝食
親子豆腐
昼は「ガレート・ペキン」
手羽焼きとサービスセット
夜は麻婆豆腐で雲海ロック
〆は味噌汁で黒伊佐錦ロック

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