2015年6月4日木曜日

インカ帝国の首都クスコ


 リマ空港でクスコ(Cusco)行きの便に乗り継いで1時間ちょっと。

 午後1時前にインカ帝国の首都、クスコに到着した。


 クスコは「へそ」という意味。北はエクアドル、ペルーから、南はチリ、アルゼンチンに至るという、縦に長いインカ帝国の、ほぼまん中に位置していたからクスコと呼ばれるようになったのだそうだ。

 6,000mを越える山が20以上も存在するアンデス山脈のなか、クスコは標高3,400mぐらいの高さにあって、人口は30万人ほど。


 まわりを高い山に囲まれているので、盆地のように感じるなあ。

 まずはタクシーで、今日の宿、JWマリオットホテル(JW Marriott El Convento Cusco)に向かう。

ホテルのフロント(コンセルジュ)
五つ星のこのホテルは、16世紀の修道院を改築して建てられたそうで、非常に重厚な雰囲気。


 ゆったりと広い中庭のまわりを、客室棟が囲んでいる。


 部屋に荷物を置いて、外側の窓から外を見ると、アンデス衣装の女性が、織物を織っている様子を見ることができた。

 このときには、この女性は観光客用にこういう格好をしているのかと思っていたのだが、実はアンデスの女性たちは、普段着としてこういう衣装を着ているようだった。

 市場での買い物や農作業なども、この姿でやっている。彼女たちにとっては、これがいちばん動きやすい格好なんだろうな。


 ホテルを出て、近くにある大聖堂に行ってみると、大聖堂前の広場は人であふれている。

 クスコでは、キリスト聖体祭(コルプス・クリスティ)のときに、クスコ市内の各教会を代表する15体の聖人・聖母像が、この広場から大聖堂に向かってパレードするんだそうな。

 なにも知らずに来たけれど、ちょうどそういう日に当たっちゃったんですね。

 今日のクスコは祝日なんだって!

クスコへの機内で軽食
クスコに到着
広々としたホテルのロビー
ホテル全体がゆったりとしている

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