甘さに慣れた今でも、頭がキーン！

社員食堂の昼食（右上がドーシ・ジ・レイチ）

　社員食堂の昼食。デザートには果物かお菓子のどちらかが選べます。

　私はいつも果物（スイカ、パパイヤ、メロン、バナナ、オレンジなど）を選ぶことが多いのですが、今日は、ブラジル人たちのほとんどがお菓子を取っている。

　そんなに人気があるお菓子なら、おいしいに違いない。

　そう思って、今日は私もお菓子のほうを取ってみました。（ちなみに、今日の果物はバナナでした。）

　このお菓子。ポルトガル語の名前を「ドーシ・ジ・レイチ（Doce de Leite）」と言います。

　「牛乳のスイーツ（Sweet Milk）」、あるいは「ミルク・ジャム（Milk Jam）」と訳すみたいです。

　牛乳と砂糖を、鍋で煮詰めた素朴なお菓子なんだそうで、今日のものは、とろりと粘度の高い液状のもの。（もっと煮詰めて固形にした、キャラメルっぽいものもあるそうです。）

　添えられたプラスチックスプーンですくって口に運ぶと……。

　甘ぁ～～っ！！！

　朝のカフェオレ（カフェ・コン・レイチ）や、仕事中のカフェジーニョの強烈な甘さに慣れた今でも、頭がキーンとなるほど強烈に甘いっ。

　これを周りのブラジル人たちはみんな、とっても幸せそうな顔をして食べています。

　甘みはブラジルのご馳走なんですね。

　ミルク・ジャムとはよく言ったもので、パンに塗っても美味しいかもね。


朝食：　腸詰（リングイッサ）の玉ネギ炒め、クスクス、チーズ入りパン、パパイヤ、カフェオレ。主菜がリングイッサ（腸詰）と牛ひき肉煮の２種類から選べるところを、今日はリングイッサにしてみた。リングイッサとクスクスの組み合わせは初めてだと思う。食べ始めた当初は、「やっぱり煮汁がある牛ひき肉煮のほうが、クスクスには合ってたんだなあ」とちょっと後悔したのだが、食べ進むにつれて、リングイッサの内部からジュワっと出てくる脂分とクスクスの相性が抜群であることに気がついた。この組み合わせもいいねえ！

昼食：　牛ひき肉とマッシュポテトのグラタン（Torra Madalena Charque / Carne）、フェイジョン（黒豆）、アホス（ごはん）、スパゲティ、サラダ、ミルクジャム（Doce de Leite Cremoso）、ジュース（Goiaba）。朝食で初となる組み合わせを試してみたところ美味しかったことに気を良くして、昼食も、いつもはあまり選ばないグラタン系にしてみた。お皿をおおいつくさんばかりにボリュームたっぷりである。ちなみに選ばなかったほうの主菜はグリルド・チキン。それはさておき、デザートでもらったミルクジャムが、頭がキーンとなるほど甘い。これをひと舐めしたあとは、甘いはずのジュースが、水のように感じるほど。でもこのミルクジャムの人気はすごい。バナナかミルクジャムのどちらかを選ぶようになっているのだが、ほとんどの人がミルクジャムを選んでいた。

夕食：　日本の袋菓子と、ブラジルのピーナッツ（辛子ハチミツ味）で、ブラジル産の「キリン一番搾り」。苦みがいいねえ！

社員食堂の朝食

アパートで晩酌