2015年7月27日月曜日

昼食は一皿に盛りつける

ビーフ・ストロガノフ

 昼食のとき、ブッフェ・レーンに並んでいる料理を自分で1枚のお皿に盛りつけていく。

 主菜(肉料理)だけ、担当のおねえさんがついでくれる。

 お皿への盛りつけ方は、大きく2タイプに分けられるようだ。

 ひとつはピザ型で、もう一つはお好み焼き型だ。

 ピザ型は、お皿の上を、仮想的に放射状に分けて、そのひとつひとつにフェイジョン(煮豆)とライスをついだり、スパゲティをついだり、サラダをついだりしていく。

 そして残った放射状のすき間に主菜をついでもらう。

 お好み焼き型というのは、広島風お好み焼きのように断層状につぐやり方。

 最初にお皿いっぱいに平たくフェイジョンをしいて、その上に、これまたお皿いっぱいに平たくライスを盛って、さらにその上にスパゲティやサラダも平たく盛ってと、断層状に積み上げていく。

 そして最後に、そのてっぺんに主菜を置いてもらうのだ。

 盛りつけた瞬間は、広島風お好み焼きのように、きれいに断層状になってるんだけれど、実際に食べるときは、これらをごちゃ混ぜにしながら食べ進むので、関西風のお好み焼きのようになってしまうのである。

 私はもともとはピザ型だったんだけど、最近はピザ型とお好み焼き型の融合スタイルになっている。

 放射状の4分の1にフェイジョンとライス、つぎの4分の1にスパゲティ、残る2分の1にたっぷりとサラダをついで、主菜のところに進むと、それらの上にどっさりと主菜をのせてくれるからである。

 冒頭の写真で、ビーフ・ストロガノフの下にも、実はサラダが盛られている。

 こうなるともう完全に味がごっちゃ混ぜになっちゃううんだけれど、こっちの味付けは基本的に塩が中心。

 だから混ざっても変な味にはなりにくいのである。


朝食: 牛肉煮込み(guisado、ギザード)、クスクス(cuscuz)、トウモロコシの甘いスープ(munguzá、ムングザ)、ハムパン(pão com mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、スイカ(melancia、メランシア)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。こっちに来てから、とにかく牛肉をよく食べる。自分で料理を作る休日はさておき、社員食堂では必ずといっていいぐらい牛肉か鶏肉が出される。週に1回ぐらい、豚肉が出たり、魚が出たりする。その牛肉は、基本的に赤身。しつこくなくて、いくらでも食べられるのが、赤身が好まれる理由なんだろうな。

昼食: ビーフ・ストロガノフ(strogonoff de carne、ストロゴーノフ・ジ・カルニ)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、メロン(melão)、カシュー・ジュース(suco de caju、スーコ・ジ・カジュー)。ビーフ・ストロガノフの味付けは、日本で食べるビーフ・ストロガノフとほとんど同じである。ただし、その具材は、ほとんどが牛肉。細切りになっている分だけ食べやすい。

夕食: このところ帰りの渋滞がひどくなっている上に、今日は雨。道路の一部が川のようになって、小さな乗用車はスタックするほど。午後6時前に会社を出発した通勤バスが、アパートに着いたのは午後8時20分ごろだった。ちなみに、渋滞がひどくなければ、ほぼ1時間で(午後7時前に)到着するので、今日は倍以上の時間がかかった。温め直したみそ汁に、電子レンジで作った目玉焼きをのせてスープ代わりにし、朝のハムパンと青汁(カシャーサ抜き)で、チャチャッと早い夕食にした。

社員食堂の朝食
牛肉煮込み
社員食堂の昼食
アパートで夕食

2015年7月26日日曜日

『肉みそ』にチャレンジ

牛そぼろ丼

 5月の日記で、『牛ひき肉は売ってる。でも、いちばん小さいパックでも600gほどある。こんなの買ったら、毎日のように牛ひき肉ばっかり食べないといけない』ということを書いたところ、ブラジルから呉に戻ったS田さんから、

「ひき肉は肉味噌作って、ラーメンに入れたり、焼き飯に入れたり、小分けにして冷凍してました。」

 というコメントをいただいた。

「その手がありましたか! 実はラーメンに入れる肉類にも困っていたところです。店で売ってるハムはしょっぱいし、焼き豚はないし。肉みそ。作ってみます。ありがとうございます!(^^)」

 と返信したものの、それからもう2ヶ月以上がたってしまった。

 今日、「ガレート・ペキン(Galeto Pekin)」からの帰りに、スーパーで牛ひき肉(600g、16.98R$、627円)を見かけたので、これを買って帰って『肉みそ』を作ることにした。

 こっちのひき肉は、牛赤身100%で、さっきも書いたとおり、ほとんどのパックが600g。

 というか、私は600gのパックしか見たことがない。

 豚や鶏のひき肉や、合いびき肉なども見たことがない。

 この600gのひき肉すべてを『肉みそ』にしたら、ものすごい量になった。

 『肉みそ』造りのレシピは、例によってクックパッドを参考にし、材料の量を、600gのひき肉に合わせて変更した。

 ごはんを炊いて、『炒り卵(いりたまご)』も作って、今日は『肉みそ』と『炒り卵』の『牛そぼろ丼』だ。

 朝作った、野菜たっぷりのみそ汁も添える。

 この『牛そぼろ丼』が美味しいこと! 『肉みそ』、いいねえ!

 残りの『肉みそ』は100gずつ、5つに分けてラップで包み、ジップロックに入れて冷凍保存した。

 そんなわけで『肉みそ』、やっと作ってみることができました!>S田さん


朝食: 高菜漬けも、いよいよ残り1食分程度になったので、今朝は乾燥野菜、乾燥豆腐、乾燥油揚げ、そして乾燥若布(わかめ)をたっぷりと入れたみそ汁を作って和朝食。できたてのみそ汁の、味噌の風味がいいこと。ちなみにこの味噌はブラジル製だ。そんな高菜漬けやみそ汁に、がまんできずにごはんをおかわりする。2膳めのごはんには、永谷園超ふりかけ、「これぞ、鶏そぼろ」も振りかけた。

昼食: 久しぶりの「ガレート・ペキン(Galeto Pekin)」。L字カウンターの角の席に座ると、店のおねえさんたちがニッコリと微笑みながら、次々に声をかけてくれた。ポルトガル語はほとんど話せないけど、うれしいなあ。「ボヘミア(Bohemia)」ビール(大瓶、8.00R$、295円)をもらって、手羽焼き(1本1.00R$、37円)を8本注文して食べ始めたところへ、少し遅れてアパートを出たS田さんも合流。さらに8本の手羽焼きと、ビールを2本追加して、今日のお勘定は二人で40.00R$(1,477円)、ひとり当たり20.00R$(739円)ずつだった。

夕食: 牛ひき肉600gで『肉みそ』を作る。まずは、みそ(大さじ4.5)、砂糖(大さじ4.5)、水(大さじ1.5)を混ぜてレンジ(500W)で1分。フライパンにゴマ油をひき、みじん切りの玉ネギ(1個分)を、色が変わるまで炒める。そこにひき肉を投入して、しっかりと炒める。お酒90CCを入れて汁気が飛んだら、醤油90CCを入れて、また汁気を飛ばす。最初にレンジで温めた調味料を入れて混ぜたらできあがり。余分な脂は捨てた。

高菜漬けをおかずに和朝食
2膳めは鶏そぼろのふりかけ
昼は「ガレート・ペキン」
手羽焼き8本

2015年7月25日土曜日

アパートの屋上で壮行会

男性陣しか写っていないけど、カメラの側に女性陣や子供たちもいる

 うちの会社を退職して、明日にはサンパウロに引っ越すというDニエルさん。

 今日はそのDニエルさんの壮行会で、昼から、とあるアパートの屋上に集まった。

 こちらブラジルでは、壮行会(送別会)や誕生会などは、主賓本人が開催し、みんなを招待するのだ。(会費制のことが多い。)

 そして、たいていのアパートには、バーベキューの設備が付いているので、主賓自らが、そこで肉を焼いてふるまう。

 シュラスコというのは、実はバーベキューのこと。

 英語のバーベキュー(barbecue)を、ポルトガル語にすると、シュハースコ(churrasco)となる。

 お店(シュハスカリア)では、剣(サーベル)のような大串に肉を刺して、炭火で焼き、それを客の前で切り分けてくれる。


 自分たちで焼肉をするときには、ステーキと同じぐらいの大きさに切り分けて炭火で焼き、それをひと口大に切り分けて提供することが多いようだ。

 いずれの場合も、味付けは結晶状の岩塩だけ。

 これで十分に美味しいんだから、すごいよね。

 ちなみに、今日のシュラスコは、ピッカーニャ(イチボ肉)とカラブレーザ(ブラジル・ソーセージ)。ピッカーニャにつぐピッカーニャで、大ぜいたくだ。

 飲みものはビールからはじまって、キンキンに冷えたウイスキー(ジョニ赤)をストレートで。

 会はまだまだ続きそうだけど、午後4時ごろには、おいとました。

 サンパウロでの新しいお仕事、がんばってくださいね!>Dニエルさん


朝食: 高菜漬け、あおさ汁+とろろ昆布(純とろ)+乾燥ネギ、ごはん。I重さんにいただいた高菜漬けがとにかくうまいんだ。この高菜漬けが今朝のメインディッシュである。あおさ汁(インスタントみそ汁)には、とろろ昆布もひとつまみ投入して、海藻たっぷりのみそ汁にした。この組み合わせ、ごはんをおかわりしたくなるぐらい、どんどんごはんが進む。

昼食: Dニエルさんの壮行会で、正午からシュラスコ(バーベキュー)パーティ。料理、お酒ともにたっぷりといただいて、午後4時過ぎに失礼した。

夕食: アパートに戻ってシャワーを浴びたら、心地よい酔いに寝落ちていた。午後8時過ぎに目覚めるものの、たっぷりのピッカーニャは腹持ちがよくて、ぜんぜんお腹がすかない。なので夕食はなしにした。

あおさ汁、純とろ
高菜漬けで和朝食
アパートの屋上にBBQ設備
主賓自らが腕をふるう
味つけの決め手は結晶状の岩塩
リングイッサとピッカーニャ
出席者は三々五々に集まってくる
リングイッサ・カラブレーザ
大いそがしの主賓・Dニエルさん
ピッカーニャ
ファロッファ、ヴィナグレッチなど
白いごはんと炊き込みごはん

2015年7月24日金曜日

金曜日の夜は屋台で


 定例の木曜日(昨日)は雨天だったので、その代わりに金曜日の今日、I和泉さん、S田さんと3人で、公園の屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」にやってきた。

 まずはビール「スコウ(Skol)」のロング缶(5.00R$、189円)をもらって、ピッカーニャ・アルゼンチーナ(8.00R$、302円)を3本に、鶏ハツ(コラソン、3.00R$、113円)、鶏肉(フランゴ、3.00R$、113円)、牛バラ肉(フィレ・ジ・コステラ、4.00R$、151円)をそれぞれ1本ずつ、合計6本を注文。

 このところ、雨で屋台が出ないことが多いからか、今日のように屋台が出た日には、大勢のお客が一気に押しかける。だから注文した料理もなかなか出てこない。

 それで一気に6本を注文したのだ。

 注文したシュハスキーニョ(串焼き肉)が出てくるまでの間は、I和泉さんとS田さんが持ってきてくれたキャベツの漬物と袋菓子(カラムーチョ)をつまみながら待つ。

 しばらくして、やっと出てきたシュハスキーニョをつまみに、ビール、ビール、ビール。

 最後にカシャーサ「ピトゥ(Pitú)」(3.00R$、113円)をダブル(6.00R$、226円)のレモン付きでもらって2時間弱の滞在。

 お勘定は3人で75.00R$(2,830円)、ひとり当たり25.00R$(943円)ずつだった。

 これだけ飲み食いして、ひとり千円に届かないというのがすばらしいなあ。


朝食: 干し肉煮込み(charque à brejeira、シャルキ・ア・ブレジェイラ)、クスクス(cuscuz)、チーズパン(pão com queijo、パン・コン・ケージョ)、パパイヤ(mamão、ママォン)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。朝食のおかずのなかで、もっとも好きなのがシャルキ・ア・ブレジェイラ、牛干し肉の煮込みである。塩漬けして干した牛肉は、水で戻してもなお塩っけが残っていて、それがまた肉の旨みをうまく引き出している。

昼食: もつ煮込み(dobradinha、ドブラジーニャ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、オレンジ(laranja、ラランジャ)、ウンブー・ジュース(suco de umbu、スーコ・ジ・ウンブー)。その昔(30年ほど前)、リオデジャネイロの近くにあった造船所では、昼食のおかずがフェイジョアーダやドブラジーニャのときには、小さいコップでカシャーサも出されたらしい。

夕食: I和泉さん、S田さんと公園の屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」。シュハスキーニョ6本(合計34.00R$、1,283円)に、ビールのロング缶(5.00R$、189円)を7本、カシャーサのダブル(6.00R$、226円)を1杯で、お勘定は3人で75.00R$(2,830円)、ひとり当たり25.00R$(943円)ずつだった。(本日のレート:37.73円/R$)

社員食堂の朝食
牛干し肉の煮込み
社員食堂の昼食
ドブラジーニャ(牛もつ煮込み)
シュハスキーニョ(串焼き肉)
カシャーサをダブルで

2015年7月23日木曜日

牛バラ肉のカップヌードル


 木曜日なんだけど、天候不良で公園の屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」が出ていない。

 ブラジル北東部は6~7月ごろが雨季。

 といっても、1日に何度か、ザァ~ッと雨が降る程度だ。日本の梅雨のように、ダラダラと雨が降り続くわけではない。

 でも、そのザァ~ッと降る雨が、明け方と夕方に多いのが困りもの。ちょうど通勤の時間と重なるのである。

 出ていない屋台にはいけないので、夕食はアパートでとることにした。

 屋台に行けなかったので、せめてシュハスキーニョ(串焼き肉)の風味だけでも味わおうかと、ストックしているブラジルのカップヌードルのうち、「コステーラ・コン・モーリョ・ジ・シュハースコ(Costela com molho de Churrasco)」という、「牛バラ肉のバーベキューソース風味」のカップヌードルを食べてみることにした。

 バーベキューソースとは言うものの、こっちのバーベキュー(=シュラスコ)の味付けは、基本的に塩である。塩がガツンと効いているのだ。

 ところが、できあがったカップヌードルは、それほど塩は効いていない。日本人が食べても「かなり薄味だな」と感じる味わい。

 う~む。もうちょっと塩っけがあると、スープ代わりの料理として、ブラジル人にも受けるかもね……。惜(お)しいっ!


朝食: ブラジル・ソーセージ(linguiça acebolada、リングイッサ・アセボラーダ)、クスクス(cuscuz)、甘いトウモロコシスープ(munguzá、ムングザ)、ハムパン(pão com mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、メロン(melão)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。塩っけがあり過ぎるぐらいに、しょっぱいのが、カラブレーザ(calabresa)というタイプのブラジル・ソーセージ(linguiça、リングイッサ)だ。ひと切れで、クスクスがどんどん進む。イカの塩辛で、ごはんがどんどん進むのと同じような感じなのだ。

昼食: 豚ロース炒め(copa lombo acebolado、コパ・ロンボ・アセボラード)、フェイジョン・トロペイロ(feijão tropeiro)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、スイカ(melancia、メランシア)、マンダリン・ジュース(suco de tangerina、スーコ・ジ・タンジェリーナ)。ブッフェには茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)とライス(arroz、アホース)も並んでいたんだけど、それらは取らずに、今日はフェイジョン・トロペイロにした。フェイジョン・トロペイロは、ミナスジェライス州に伝わる家庭料理のひとつ。汁気がなくなるまで煮た豆(フェイジョン)に、ベーコンやクスクスを混ぜて仕上げたような料理だ。

夕食: ブラジルのカップヌードルをスープ代わりに、朝のハムパン2個と、カシャーサ「ピトゥ(Pitú)」の青汁割り。

社員食堂の朝食
ブラジル・ソーセージ
社員食堂の昼食
豚ロース炒め
昼食後にサル(サグィ)の観察
アパートで夕食

2015年7月22日水曜日

会社に小さなサルがいる


 うちの会社(造船所)は、もともとマングローブ林だったところを切り開いて作ったので、ところどころに自然が残っている。

 社員食堂のさらに奥側にある小さな広場には、野生のカジュー(カシューナッツの実)が成っていたり、ヤシの木があったりと、亜熱帯の雰囲気が強く漂っている。


 そんな木々の上に、サグィ(sagui)と呼ばれる、小さいサルが棲(す)んでいる。

 こっちの人たちはサグィと呼ぶんだけど、一般的な英語の名称でいうと、コモンマーモセット(Common Marmoset)なんだろうな。

 体長は20~30cmぐらいしかないんだけど、白黒の縞(しま)模様がある尻尾が0~40cmぐらいと、体よりも長い。

 キィキィとちっちゃな声で鳴くのもかわいいね。

 レシフェ(Recife)のとなりにある世界遺産の街・オリンダ(Olinda)には、このサグィがとっても多く生息してるんだそうで、街なかの電線の上にいるところがよく目撃されるそうだ。


朝食: 細切り鶏肉煮込み(iscas de frango ao molho、イスカス・ジ・フランゴ・アオ・モーリョ)、クスクス(cuscuz)、サツマイモ(batata doce、バタタ・ドーシ)、チーズパン(pão com queijo、パン・コン・ケージョ)、スイカ(melancia、メランシア)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。

昼食: ブラジル風肉ジャガ(vaca atolada、ヴァカ・アトラーダ)、黒豆煮(feijão preto、フェイジョン・プレート)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、パパイヤ(mamão、ママォン)、アセロラ・ジュース(suco de acerola、スーコ・ジ・アセローラ)。ブラジル風肉ジャガは、牛肉とキャッサバ芋の煮物。だから本当は「ジャガ」じゃない。ところで、このブログでは、「キャッサバ芋」という名称を標準的に使ってきたんだけれど、ブラジルではこの呼び名は使わないらしい。ブラジル全土で標準的に使われるのは「マンジョッカ(mandioca)」、我われが住んでいる北東部(ノルデスチ)では「マカシェイラ(macaxeira)」と呼ぶのが普通なんだそうな。「タピオカ(tapioca)」の原料となる芋でもある。

夕食: 帰り道の渋滞が、また激しくなってきた。今日は、会社を出てからアパートの前に着くまで、2時間近くかかった。これだけかかると、ただバスに乗っているだけでも疲れてしまう。なにも作る気にならず、ミックスナッツで缶ビールを飲み始めて、そのまま朝のチーズパン2個で締めくくると、もう寝る時間だ。。。

社員食堂の朝食
細切り鶏肉煮込み
社員食堂の昼食
ブラジル風肉ジャガ
カジューの実を食べるサグィ
尻尾が長~いのが特徴だ
アパートで夕食
チーズパンで締めくくる

2015年7月21日火曜日

「武蔵屋」閉店の報に接して


 多くのみなさんから、今月末(2015年7月31日)をもって、横浜・野毛の「武蔵屋(むさしや)」が閉店するという情報をいただいた。

<http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-32526157.html>

 現在の「武蔵屋」は、木・金だけの営業なので、今日以降の営業日は7月23日(木)、24日(金)、30日(木)、31日(金)の4日間しかない。

 そして、とても残念なことに、それまでの間には一時帰国することができそうにない。

 『おばちゃん』こと、「武蔵屋」店主の木村喜久代さんは現在93才。

 確たる後継者もいない状態がずっと続いていたので、いつかはこういう日が来るだろうと、心のなかで漠然とは考えていた。

 でも、その日が、こんなにも早く訪れるとは思ってもみなかった。

 それでもまだ、心のどこかで『だれかが跡を継いで、この秋には、新制「武蔵屋」として再開してほしいな』という淡い期待も抱いている。

 「武蔵屋」のことが大好きで、おばちゃんたちのことが大好きで、酒場経営のノウハウも持っているハルさんのような人が「武蔵屋」を継いでくれると、ものすごく嬉しいんだけどなあ。そんなことを勝手に思ったりしている。

 おばちゃん、69年間の長きにわたり、お疲れさまでした。特にここ数年は、開店前から行列が絶えることがないほどの盛況ぶりで、とてもたいへんだったことと思います。

 8月からは、小さいおばちゃん(富久子さん)とお二人で、の~んびりと楽しい日々を送ってくださいね。

 これまで、本当にありがとうございました。おばちゃんたちのことは忘れません。


朝食: 牛肉煮込み(guisado、ギザード)、ヤマイモ(inhame、イニャーミ)、ハムパン(pão com mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、パパイヤ(mamão、ママォン)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。クスクス(cuscuz)も並んでいたけど、ヤマイモだけにした。ついでくれた牛肉煮込みの量が少なかったので、ヤマイモが残ってしまった。残念!

昼食: グリルド・チキン(frango grelhado、フランゴ・グレリャード)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、スイカ(melancia、メランシア)、マンダリン・ジュース(suco de tangerina、スーコ・ジ・タンジェリーナ)。今日の主菜はグリルド・チキンか、「干し肉のミートパイ」(torta madalena de charque、トルタ・マダレーナ・ジ・シャルキ)。干し肉には、とってもひかれるんだけど、その干し肉よりも、むしろジャガイモやチーズのほうが多いからなあ。そんなわけで、久しぶりに鶏肉のほうを選んだ。

夕食: カシャーサ「ピトゥ(Pitú)」の青汁割りと、朝のハムパン2個。野菜スープを作ろうと思ってたんだけど、帰宅して洗濯をしたりしている間に、あまり時間がなくなって、野菜スープは断念。青汁割りとパンだけという、ものすごく簡単な夕食になってしまった。

社員食堂の朝食
牛肉煮込み
社員食堂の昼食
グリルド・チキン
アパートで夕食