2014年9月22日月曜日

マカセイラ(キャッサバ芋)のみそ汁がうまい

マカセイラのみそ汁

 昨日、ガレート「ペキン」からの帰り道、近くのスーパーでマカセイラ(キャッサバ芋)を1本買ってきました。400グラム弱の大きな芋が、1.60R$、72円。

 なにしろ、『マカセイラの存在がブラジル人を怠けものにした』と言われるぐらい、その辺に茎を刺しておけば、どこにでも芋ができるので、働かなくても食べ物に困ることがない。

 このマカセイラをゆでたものが社員食堂の朝食でよく出てきて、そのねっとりとした食感と、なんにでも合う淡白な味わいが、すっかり気に入ってしまったのでした。

 これは、みそ汁の具にしてもおいしいに違いない。

 そう思ってマカセイラを仕入れてきて、昨日の夜のうちに、玉ネギや油揚げとともに煮て、下ごしらえをしておいたのでした。マカセイラは、やわらかく煮込まれてるのがポイントですからね。

 で、今日、帰宅してから味噌を入れて仕上げ。

 とろみがたっぷりでポタージュのような感じになったので、スープ皿でいただくことにします。

 ど~れどれ。

 う、うまぁ~いっ!

 予想どおりだなあ。

 玉ネギの甘みと、油揚げの弾力感もよく効いている。

 なにしろ、マカセイラのとろみがいいよね。

 唯一の欠点は、マカセイラの中心に通っているスジを出さないといけないこと。

 このスジが噛み切れない感じで口の中に残るので、それを引っ張り出してやらないといけないんです。これは朝食でマカセイラが出てくるときも同じですね。

 そこだけがちょっとお行儀が悪いんだけれど、ひとりで食べてる分には問題ない。

 思わずもう1杯おかわりして、たっぷりといただいてしまいました。


朝食: 牛すじ煮込み、クスクス、モルタデーラ入りパン、スイカ、カフェオレ。月曜日の朝はクスクスのことが多くてうれしい。

昼食: ピザ職人のステーキ、フェイジョン(茶豆)、アホス(ごはん)、スパゲティ、サラダ、バナナ、ジュース。ピザ職人のステーキ(ビッフィ・ア・ピッツァイオーロ)は、チーズ、玉ネギの入ったトマトソースのステーキ。ときどきこういうお洒落なものも出るんですね。

夕食: 塩ピーナッツでビールを飲んで、マカセイラのみそ汁と、朝のモルタデーラ入りパンでワインを飲む。マカセイラのみそ汁、うまし!


社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
昼食の主菜はピザ職人のステーキ
夕食は塩ピーナッツとビールから

2014年9月21日日曜日

2週間ぶり、ガレート「ペキン」で昼飲み

手羽先4個と腸詰1本

 2週間ぶり、ガレート「ペキン」です。

 ガレート(Galeto)というのは、ひな鳥の炭火焼きのこと。

 店内で食べるお客さんのみならず、お持ち帰りのお客さんも多いこの店は、まるでレシフェの「鳥房」といった感じです。

 休日の昼間に、ここで飲むのが楽しみになっています。

 とは言うものの、昼めしどき(12:00~13:00)はお客が多くて入れないこともあるので、ちょっと時間をずらして、午後2時前に訪問。この時間帯なら大丈夫です。

 ビール(スコール600ml瓶、7R$、315円)をもらって、つまみには手羽先(1R$、45円)を4本と、豚の腸詰(4R$、180円)を1本、注文します。

 この店の目玉商品、ガレートは、1羽丸ごとが28R$(1,260円)、半身だと16R$(720円)、四分の一身(胸肉側ともも肉側が選べる)は8R$(360円)とけっして高くはないんですが、ここに集まる呑兵衛たちのほとんどは、手羽先を注文する。

 それも、ひとりが1ダース(12個)ぐらい、まとめてドカンと注文するんです。

 食事として、お腹を満たすには普通のガレートのほうがいいけれど、お酒のつまみとして食べるには、やっぱり手羽先がいいんですよねえ。

 たったこれだけの小さい部位ながら、皮あり、肉あり、関節っぽい部分ありと、実にバラエティに富んでいて、完全に呑兵衛好みしている。

 しかも、1個45円というこの安さもいいではありませんか。

 腸詰(リングイッサ)を注文すると、ファロッファ(炒めた芋の粉)とビネグレッチ(トマト、玉ネギなどの野菜ダレ)も付いてくるので、それをまぶしながらいただくのがいい。

 ビールのあとは、PITU(カシャーサ、1.50R$、68円)と、半切りレモン(サービス)をもらって、昼からガッツンと仕上げます。

 1時間ほどの酒場浴。お勘定は16.50R$、743円でした。ごちそうさま。


朝食: アパートでコーヒーとチーズ入りパン2個で軽めに済ませる。

昼食: ガレート「ペキン」で昼飲み。帰り道にキャッサバ芋を買って帰る。

夕食: ごはん、納豆、大根と玉子のみそ汁。まるで朝ごはんのような夕食だ。


お通し(サービス)のポテトフライ
ビネグレッチとファロッファ
PITU(カシャーサ)
帰り道にキャッサバ芋を買う

2014年9月20日土曜日

はじめてのアサイー

アサイー

「ブラジルに行ったら、アサイー(Açaí)を飲むといいよ」

 ブラジルに来る前から、そう言われていたのに、これまでアサイーを見かけたことがありませんでした。(私が散策している徒歩圏内になかったということです。)

 日本から出張で来てくれている3人が帰国するというので、レシフェ空港まで見送りに来たところ、なんと、レシフェ空港の入口を入ったところにアサイー・スタンドを発見。

 いちばん小さい200mlのものが8R$(360円)。この料金にトッピングと「甘み」が含まれています。

 砕いたカシューナッツや、砕いたピーナッツ、砕いたシリアル、タピオカ粉などが選べるトッピングは、カシューナッツを選択。

 チョコレートやコンデンスミルク、キャラメル、蜂蜜などが選べる「甘み」は、コンデンスミルクにしてもらいました。

 で、できあがったのが写真のアサイーです。

 シェイクのようなスムージーのような、ドロリとしたアイス状態のものを、プラスチックスプーンですくっていただきます。

 ブルーベリーなんかに近い食感ですが、実はベリー系ではなくて、ヤシ科の植物の実なんだそうです。

 アサイーは、その栄養価の高さで人気があるんだそうで、ウィキペディアによると、ポリフェノールはブルーベリーの18倍、鉄分はレバーの3倍、食物繊維やカルシウムも豊富なんだそうです。

 でも、服に落とすと染みが取れないらしいので、気をつけて食べなくっちゃね。

 あとで聞いた話では、実は「甘み」には蜂蜜がおすすめなんだそうな!


朝食: アパート近くの屋台で、コシーニャ(3R$、135円)と、甘いカフェオレ(1R$、45円)。一度なくなっていた屋台だけれど、すぐ近く(3mぐらい横)で営業を再開した。

昼食: 空港での見送りを終えて帰宅してから、近所のポルキロレストラン「キングス・キロ」で。ペットボトルの水(2R$、90円)と合わせて、お勘定は10.81R$(486円)。

夕食: 新しく入った通訳さんの歓迎会で、レシフェ・セントロにある韓国料理の店「ブルゴギ」へ。店名にもなっているブルゴギ(韓国風すき焼き)は2人前が64.70R$(2,900円ほど)。肉がとても軟らかい。ごはんにのせて食べるのがいい。飲んで食べて、お勘定は我々おじさんたちが70R$(3,150円)、若者たちが50R$(2,250円)だったので、値段もリーズナブルだ。もちろんブルゴギ以外の韓国料理もある。


朝は屋台のコシーニャとカフェオレ
昼は近所のポルキロレストラン
夜は韓国料理「ブルゴギ」
薄切りの牛肉がやわらかい
スープ代わりのみそ汁
餃子10個で31.90R$、1,440円ほど
サービスで付くキムチなどの副菜類
いただいた各種ビールの空き瓶

2014年9月19日金曜日

ステーキがうまいっ! … ステーキハウス「スペッタス」

ステーキは10センチ幅ぐらいに切り分けて出してくれる

 日本から出張で来てくれていた3人の2週間にわたる仕事が終了し、明日、帰国する予定。

 「よ~し、今日は打ち上げだ!」

 ということで向かったのは、誰もが口をそろえて『この街で一番うまいっ!』というステーキハウス(シュハスカリア)、「スペッタス(SPETTUS)」です。

 『一番うまい』と評判なんだけど、めったに行けないのは、他のシュハスカリアと比べると値段もちょっと高いから。

 よそは食べ放題のシュラスコが40R$(1,800円)ぐらいで、飲み代等も入れて、ひとりだいたい80R$(3,600円)ぐらいなのですが、ここ「スペッタス」はシュラスコが100R$(4,500円)で、飲み代等も入れると160~200R$(7,200~9,000円)ぐらいになる。

 日本でも、「バルバッコア・グリル」だと、シュラスコ食べ放題(サラダバー付き)が4,800円、2時間の飲み放題が+3,200円なので、合計で8,000円。これと同じくらいですね。

 ただし、ブラジルには飲み放題という概念がないみたいなので、飲み物はすべて個別の注文。飲めば飲むほど高くなります。

 そして「スペッタス」の素晴らしいところは、シュハスカリアにつきもののサラダバーに、ロブスターやオイスター(牡蠣)、にぎり寿司なんかも並んでいるところ。日本から来たみなさんには、このサラダバーが大人気です。

 シュラスコというと、たいていは鉄串に刺して焼いた肉を、鉄串のまま持ってきて切り分けてくれるのですが、ここは分厚いステーキもお皿で持ってきてくれて、それを10センチ幅ぐらいに切り分けて出してくれます。

 このステーキが、やわらかくて、ジューシーで、びっくりするほどうまいっ!

 しかも、普通のステーキやら、チーズをまぶしたステーキやら、種類も多い。

 ステーキ類が充実してるから、店の肩書が『シュハスカリア』ではなくて、『ステーキハウス』になってるんでしょうね。

 ワインもたっぷりといただいて、デザートもいただいて、今日のお勘定は、ひとり180R$(8,100円)でした。


朝食: 鶏こま煮、クスクス、チーズ入りパン、メロン、カフェオレ。

昼食: コジード(煮込み)、アホス(ごはん)、ファロッファ(芋の粉)、トマト、スイカ、ジュース。

夕食: 「スペッタス」でステーキやシュハースコ。超満腹、超満足である!

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
ステーキハウス「スペッタス」
コラソン(鶏ハツ)
緑だと、どんどん肉が出される
ピッカーニャ
チーズまぶしステーキ
デザートのアイス2種盛り

2014年9月18日木曜日

ますます影が短くなってきた

9/18、11:25 に撮影した自分の影

 ますます影が短くなってきましたねえ。自分の影が、ほぼ自分の真下にしかない。

 写真を撮ろうとすると、構えたカメラの影が、身体から一番遠いところに写ってしまいます。

 このあたりの緯度は南緯8度。「秋分の日(9/23)」と「冬至(12/22)」の間をサインカーブで結んでみると、南緯8度の真上に太陽が来るのは10/12(日)~13(月)ごろ。今から楽しみだなあ。

 先週末の経験値アップ第4弾。今日は電車に乗ったお話です。

 日曜日の朝、レシフェのボア・ビアージェン広場から、路線バスに乗って、古都オリンダに行った話は昨日のブログに書きました。

 オリンダでの観光・昼食を終えたあとは、タクシー2台に分乗して、レシフェのセントロ(旧市街)地区へ。

 そして、セントロの観光を終えたあと、電車のレシフェ駅へと向かいます。

 レシフェには中央線と南線という、2系統の電車路線しかなくて、どちらもレシフェ駅が始発です。

 日曜日の運賃は1.6R$(75円ほど)均一。どこまで行っても1.6R$だし、なんと、路線バスに接続している駅では、バス料金までもがその1.6R$の中に含まれているのです。

 だから、電車に乗って最寄り駅まで行って、そこから路線バスに乗り換えて、わが家の近くに戻ってきても1.6R$。なんて安いんでしょう。

 逆にわが家の近くからバスに乗って駅に向かった場合は、バス利用者専用の入口から駅に入れるので、電車は無料(最初に支払ったバス代に込み)で利用できるんです。

 レシフェでは、公共交通機関利用者は、ものすごく優遇されてるんですね。

 我われは、海岸べりを走る南線に乗り込みます。景色が見えるようにと先頭車両に行ったのですが、なんと、運転席との間はかっちりとした壁で仕切られていて、前方を見ることはできません。

 駅の放送や、発車のベルなどはまったくなくて、急に扉が閉まって、急に出発。でも、路線バスとは違って、次が何駅かという車内放送はあります。

 乗って7駅で空港駅に到着し、そこから無料の乗り継ぎで路線バスに乗り換えて、朝出発したボア・ビアージェン広場へと戻ってきたのでした。

 どの系統のバスに乗ったら、どこに行けるか、というバス感覚を身につけることができたら、電車と合わせて、行動範囲がかなり広がりそうだという可能性を感じた電車の旅となりました。


朝食: 牛すじ煮込み、山芋、モルテーダ(ハム)入りパン、パパイヤ、カフェオレ。今日もまた、お酒と合わせたらおいしそうな朝食。世界中どこでも、朝食のおかずはお酒に合うのかなあ。

昼食: 牛肉と野菜のソース炒め、フェイジョン(煮白豆)、アホス(玄米ごはん)、トマト、蒸し野菜、メロン、ジュース。久しぶりにダイエット昼食を食べてみた。以前はそうでもなかったのに、今は味がなくて淡白に感じる。濃い味に舌が慣れちゃったのかなあ。よくないことだ。

夕食: 大根と若布のみそ汁、パン。大根たっぷりのみそ汁も、残りあとわずか。もう1回ぐらいで食べ終えちゃうなあ。

電車の車内(日曜日の写真)
社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
アパートで夕食

2014年9月17日水曜日

見知らぬ目的地で路線バスを降りる

夜は公園の屋台「シュハスキーノ・バイアーノ」

 夜は、同じアパートに住んでいる人たちと3人で、公園の屋台「シュハスキーノ・バイアーノ」で、軽く一杯。

 何を食べても外れがないこの屋台。オヤジさんは、「この地でもう20年だよ!」と、うれしそうに胸を張る。(今日はおかあさんが休んでいて、焼き場担当のオヤジさんが接客までこなしています。)

 軽く一杯のつもりが、けっきょく3時間もたっぷりと飲んで、お勘定は3人で73R$(3,360円ほど)。こんなに飲んでも、ひとり25R$(1,150円ずつ)というこの安さも、人気の理由なんだろうな。

 そして今日も、先週末の経験値アップ第3弾。

 マールホテルに、仲間たち6人が集合したあと、ボア・ビアージェン広場のバス停で、古都オリンダ行きのバスを待ちます。

 ここからオリンダまでは、バスで30分ほど。料金は日曜日であれば、なんとひとり2R$(約100円)です。日曜日は半額程度の料金になる路線が多いようです。(タクシーで行くと80R$、4千円弱です。)

 ボア・ビアージェン広場は、この地区の観光の中心地でもあって、バス停もいくつもある。

 そこで、広場内にある観光案内所(といってもキオスク程度の大きさ)で、バス停の場所を聞いたり、オリンダの地図をもらったり。

 観光案内所は、英語が通じるんですね。

 ブラジル(少なくともレシフェ)では、普通の町なかでは、ほぼポルトガル語しか通じないといってもいい。レストランのメニュー、かなりの高級店以外は、ポルトガル語でしか書かれていません。

 私自身、英語はけっして得意じゃないけれど、ポルトガル語よりはよくわかる。

 ブラジルで困ったら、観光案内所ですね。これも経験値アップのポイントでした。

 あと、マールホテルのような高級ホテルも、フロントの人たちは英語が話せるようです。

 オリンダに直通で行けるバスは1時間に1本程度の割合でやって来る。

 予定していた時刻(グーグルマップで調べた時刻)から30分ほど遅れて、オリンダ行きのバスがやって来ましたが、すでに満員状態。

 本来は、前方ドアのみが乗り口なのですが、車内に人が多いため、降り口であるための中央ドア、後方ドアも開けて、「どこからでも乗ってください」状態です。

 この混雑は、けっきょくオリンダに到着するまで、ずっと続きました。

 オリンダが近づいてくると、降りるバス停を見つけなければならない。となりに座ってるおばちゃんに、「カルモ広場(オリンダの中心地)で降りたいんだけど」と話しかけると、そのおばちゃんが周りの人に、「この人たち、カルモ広場で降りたいんだって」と声をかけてくれて、すぐ近くに立ってるおじさんが、「カルモ広場なら、その先を左に曲がったところだ。次のバス停だ」と教えてくれます。

 治安が悪いブラジルながら、一般の人たちはとても人が良くて、話好き。ちょっと相談すれば、あれこれと力になってくれるのです。

 「ブラジル人はそうなんだよ」ということは、これまでも話には聞いていたのですが、実体験として実感したのは、これが初めてでした。

 そして、降りる場所の名前しか知らない初めての場所に、ちゃんと行きつくことができたというのも、大きな経験値アップのポイントになりました。


朝食: 煮込みソーセージ、クスクス、チーズ入りパン、スイカ、カフェオレ。煮込みソーセージの煮汁をたっぷりとかけたクスクスがうまいんだ。

昼食: 豚ロースの玉ネギ炒め、フェイジョン(煮茶豆)、アホス(ごはん)、ファロッファ(芋の粉)、スパゲティ、サラダ(トマトとニンジン)、チョコレートケーキ、ジュース。豚肉が大好きなのに、豚肉はときどきしか出ない。ほとんど牛肉で、次が鶏肉。ぐんと離れて3番目が豚肉。社員食堂では、その3種以外の肉は見かけない。(シュラスコ屋だと、キジやヒツジ、ヤギ、イノシシなども出る。)

夕食: 近所の屋台、「シュハスキーノ・バイアーノ」。創業20年になるとのこと。今日もカルジーニョ(小さい煮込み、3R$、140円ほど)から始まって、ミックス(牛、鶏、ソーセージで1本3.5R$、160円ほど)、手羽先(アシーニャ、1本3.5R$、160円ほど)、鶏ハツ(コラソン、1本3R$、140円ほど)などなど。飲み物はSKOLのロング缶(4R$、185円ほど)のあと、カニーニャ(カシャーサ+レモン、2R$、90円ほど)をたっぷりと。お勘定は3人で73R$(3,360円ほど)。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
屋台でまずはカルジーニョ(煮込み)

2014年9月16日火曜日

路線バスに無賃で乗った

エビ串焼き@カマラダ・カマラオン

 日本から新たな来客があって、夜はエビ料理がおいしい「カマラダ・カマラオン(Camarada Camarão)」で懇親会。エビ串焼きや、カスキーニョ(カニ料理の一種)、エビのニンニク炒めなどなど。どれもおいしかったなあ。火曜日だけれど、白ワインをたっぷりといただきました。ちなみに、カマラオン(Camarão)というのは、ポルトガル語でエビのことです。

 さてさて、先週末の経験値アップ第2弾。

 土曜日に続いて、日曜日も、路線バスでマールホテルへと向かいます。

 昨日と同じことの繰り返しなので、もう大丈夫。安心してバスに乗り込みます。

 ブラジルの路線バスは、運転手さんの近くがひとつの区画になっていて、そこに8席分ぐらいの席がある。

 その後ろ側にレジのような場所があって、車掌さんが座っていて、そこで運賃を支払うか、ICバスカードをピッとかざすと、遊園地の入口のような回転ゲートを回して、バスの奥へと進むことができる仕組み。バスの降り口は、バスの奥側にしかありません。

 バスの料金は2.15R$(100円)ほど。

 今日は小銭がないので、私が持っているお金の中では、もっとも小額紙幣である20R$札で支払おうとしたところ、なんと車掌さんがお釣りがないという。

(正確には、『何を言ってるんだかよくわからないものの、車掌さんの顔つきや身振り手振りから判断して、お釣りがないと言ってるに違いないと感じた』のです。)

 で、車掌さんは、運転手の近く席のひとつを指さして、そこに座っておけという。

 この車掌さんより前、運転手の近くにある8席分ぐらいの席は、65歳以上の老人や、身体に障害がある方のため、日本で言うとシルバーシート。バス料金も無料になるのです。

『他のお客さんが乗ってきて、お釣りができたら通してくれるのかな』

 と思いながら、シルバーシートに座って待っているものの、一向に新しいお客が乗ってくる気配がないし、ぼちぼちと降りるバス停が近づいてきた。

「あのぉ。私はマールホテルに行きたいんだけど……」

 と車掌さんに声をかけてみると、

「大丈夫だ。次の角を曲がった先で降りたら、マールホテルに一番近い。運転手の横にあるカメラに、20R$札をかざして降りろ」

 と言ってるような気がする。

(えぇ~っ? お金払ってないけど、そんなんでいいのかなあ?)

 と思ってるうちに、バスは角を曲がって、マールホテルの前に来た。

「ほら。ここだ、ここ。お札をかざして、まえの扉(乗り口)から降りるんだ」

 と笑顔で教えてくれる車掌さん。運転手さんも、『これがカメラだ』というように、その機器を指し示してくれている。

 言われるがままに20R$札をレンズに向けて広げ、そのまま前の乗り口から降りた。

 ただ(無料)でここまで来ちゃったなあ。

 あとで、会社の日系の人に聞いてみると、65歳以上の人や、身体に障害がある人も、それを証明する書類を運転手横のカメラにかざして降りることになっているんだそうな。

 私の場合も、「けっして無賃乗車ではなくて、お金は持ってるんだけど、バスにお釣りがなかったんだよ」ということを示すために、20R$紙幣をカメラにかざした、ということなんですね。

 そんなわけで、小銭がなくてもバスに乗れるし、その場合に、もし車掌さんのところにお釣りがなくても、例外的になんとかなる、ということがわかった路線バスの旅となったのでした。


朝食: ミックスシチュー、マカセイラ(キャッサバ芋)、モルテーダ(ハム)入りパン、メロン、カフェオレ。マカセイラは、タピオカの原料となる芋。でんぷん質の、ねっとり、とろりとした食感がいいんだな。

昼食: 鶏肉パン粉揚げ、フェイジョン(煮黒豆)、アホス(ごはん)、ファロッファ(芋の粉)、スパゲティ、サラダ(トマトと玉ネギ)、バナナ、ジュース。鶏肉パン粉揚げは、唐揚げとも天ぷらとも違う、新しいタイプの揚げもの。

夕食: 「カマラダ・カマラオン」で懇親会。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
「カマラダ・カマラオン」のリゾット
たっぷりとエビ料理